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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 ヨランアンダーソンシグネイチャーで狙う朱鞠内湖

2015.11.04

ヨランアンダーソンシグネイチャーで狙う朱鞠内湖

夏休みの後半に朱鞠内湖を訪れてから2ケ月弱の11月22日から25日に朱鞠内湖に再び行ってきた。今回は新しく買った「ヨランアンダーソンシグネイチャー8116-4」ロッドで狙うのが目的だ。このロッドは昨年発売された時から朱鞠内湖でのイトウ狙いに丁度いいのではないかと思っていたもので、一度試してみたいと思っていたのだが、それまでに使っていたロッド「クロスS1トラベルダブルCRO8132-6MF」で毎回良い思いをしていたので、思い切って買い足すまでには至っていなかった。しかし、今回出発の一週間前に在庫が1本だけあるのを見つけて、これは買うしかないでしょうと勢いで買ってしまった訳だ。

 

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初日と二日目は春にも狙った岬にそれぞれ渡った。水温は10度で風も適度に吹いていていい感じだったが、残念ながら私にはイトウの当たりは無く両日ともアメマスが釣れただけで、二日目に同じポイントに入った二人の内の一人がルアーで1本イトウを釣っただけだった。但し、初めて使うヨランアンダーソンシグネイチャー8116-4は8番のダブルハンドとは思えないほど軽く、これなら毎日振り続けても疲れないだろう。釣れたアメマスはあまり大きく無かったので、大きなイトウがヒットした時にどの位パワーがあるかは確認できなかったが、まあサーモン用のロッドなので問題無いだろう。本命に対してはこの後の二日で試せるだろうと思いつつも、二日目までイトウのヒットが無かったのは初めてなので、このまま釣れないのではないかと少し不安になっていた。

 

photo2

 

 

三日目は初めて入るポイント。ここは夏に入ったポイントと沢を挟んだ隣の岬だが、水位が満水のため攻められる範囲が狭かった。そのため本当は二日目に渡船する予定だったが、私以外に二人いたため断念した。しかし、この日は一人なので狭くても大丈夫。駆け上がりが岸近くにあるので、進行方向に岸から20度~30度位の角度にキャストして岸沿いの駆け上がりを狙って探っていると、開始早々20分程であっさりヒット。引きの感じから本命に間違いなく、今回のイトウの初ヒットでありこのロッドでの最初のイトウでもあるので慎重にファイトする。しかし、ロッドが十分に力強い引きを吸収してくれて、魚に主導権をとられることなく一発でネットインすることが出来た。
(ファイトシーンをウェアラブルカメラで撮っているので良かったらご覧ください)

 

 

先週末の北海道にて。本命現る!!!

Posted by Tiemco Fly Fishing JP / ティムコ フライフィッシング on 2015年11月1日

 

 

この時期にしては少しスリムだったが、測ってみると73cmあって最初の一匹としては十分。今回もイトウをキャッチできた安心感と、新しいロッドにイトウの魂を入れられた喜びに浸ることが出来た。

 

photo3

 

 

しかしその後は、アメマスと喰い損ねたスレ掛かりしてしまったサクラマスが釣れただけで、やはり今回は難しいかと思い始めてきた頃、再びイトウがヒット。今度はさっきの魚よりも明らかに引きが強く、寄せてくると80cmは完全に超えていて太い魚体だったが、さあネットというところでネットが金具に引っかかって背中から外れない。何とか金具ごとネットを外したが、その金具がネットの中央に引っかかっているのでそのまま魚を掬うと傷つけてしまいそうで、ロッドを抱えつつ両手で金具を何とかほどき、最後にネットコードを背中につけ直して魚を掬おうとした時にポロっと外れてしまった。大きさといい太さといいかなり良い魚だったので、非常に残念だったが、そのサイズのイトウでもロッドパワーは負けておらず、このロッドが朱鞠内湖のイトウ狙いに十分に合っていることが再確認できた。(ウェアラブルカメラが充電中で残念ながら動画は撮れていません)

 

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最終日は初めて朱鞠内湖を訪れた4年前の春に一度入ったポイントだが、この日は前日までとは一転、吹雪となり風が非常に強くて寒い。フライが風にあおられて体にぶつかると危険なので、少しでも長いクロスS1トラベルダブルCRO8132-6MFを使った。この日も同じポイントに入った二人の内の一人がルアーで1匹イトウをキャッチしたが、気温が2度~3度で風が非常に強くて体感温度は氷点下。雪で時折視界も悪くなるので、早上がりして撤収することとして、私はアメマスをキャッチしただけだった。とはいっても東京にいると雪の中で釣りをする機会が殆ど無いので、寒かったがこれはこれで良い思い出となった。

 

今回メインで使ったヨランアンダーソンシグネイチャー8116-4は、ダブルハンドの8番の割には非常に軽快に振ることが出来ることと、短いのでネットインの際に魚をコントロールしやすいこと。さらにロッドパワーも良いサイズのイトウに十分対応出来たので、今後の朱鞠内湖釣行でもメインに使うことになると思う。一方、短い分胸近くまでウェーディングしてアンダーハンドで投げざるを得ない場所では難しかったり、風が非常に強くて少しでも体からフライを離してキャストしないと危なかったりといった状況では、今まで使っていたクロスS1トラベルダブルCRO8132-6MFの方がいいだろう。来年また朱鞠内湖に来る際にはこの2本に、今回は出番が無かったがクロスS1シングルCRO896-4MFを加えた3本を状況に合わせて使い分けてみようと思うのだった。

 

【タックルデータ】
ロッド: LOOP GASSダブル 8116-4 パワーラックス(最終日のみLOOPクロスS1トラベルダブルCRO8132-6MF)
リール: ダニエルソンXLW・8-12
ライン: SA STダブル OH&D ST29G/8S(1/2)945811
リーダー:TIEMCO OH&Dシンキングリーダー ダブル 14FT 01Xをティップ側40cmとバット側20cmカット。
フライはいつものTMC202SP#2にキールに巻いたフラッシュストリーマー

 

OGGY
 


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