Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2017.06.14

ぶらぶらセミブラ

6月の前半は4日(日)と10日(土)、11日(日)にそれぞれ中禅寺湖に行ってきた。毎年この時期はセミでブラウンを釣るのが楽しみだ。ハルゼミの鳴く初夏の中禅寺湖で、シケイダーフライにがっぽりと大口を開けて水面に出てくるブラウンを見たくて、ロッドを片手に湖畔をぶらぶらと歩いてやる気のあるブラウンを探すのだ。特に一昨年からウェアラブルカメラを持ち歩いている目的の一つに、先日撮ることができたドラワカでの動画以外に、セミでの動画を撮りたいと思っていたので、この3日間はシンキングラインを封印してシケイダーフライメインで投げ倒そうと決めていた。

 

6月4日(日)は2~3日続いた北西の風が強く、この時期の山側としては人が少なかった。そこでポイントを広く探りながらシケイダーフライを打ち続けたところ、16時位までの間に5回のバイトで1匹キャッチの1バラシ。他にフライを見に来たが喰わずにUターンしてしまったのが10回位とまずまずの反応があった。但し、まだセミが最盛期という雰囲気では無く、岸際に見えるブラウンも少なかったので翌週に期待して帰路についた。

 

photo1

 

6月10日(土)は晴れて暑くなる予報だったので、誰もがセミのピークと思ったようで非常に人が多く、山側の奥のほうまで歩いたが入れる場所があまり多くなかった。それでも多い時でセミが5~6匹見える範囲に浮いていたので、先週よりも岸際に寄っているブラウンやニジマスが少し増えたように感じられた。結局、一日やってシケイダーフライに3回のバイト。うち1つはバラシで1本キャッチ。他にシケイダーフライには反応しなかったニジマスを黒のエルクヘアカディスで1本キャッチと、水面まで出てこようとしなかったブラウンをいつものフラッシュストリーマーの落とし込みでのサイトフィッシングで1本キャッチした。

 

魚のやる気はあったようだが、人が多すぎて狙いたかったポイントの多くに入れなかったので、翌日に入りなおそうと思って温泉に入って疲れをとった。

 

photo2

 

6月11日(日)は、前日よりも人はだいぶ少なく普通の土日といった感じで、それなりに人は入っているが、入れる場所も結構あったので前日に入れなかったポイントを中心に探ってみた。しかし、涼しい東寄りの風がやや強く、入ったポイントの多くでは魚が沈み気味になったようで、セミへの反応は渋く、本物のセミですら殆ど喰われていない状況だった。結局、前日に狙いたかったポイントでシケイダーフライを見に来て帰ったのが1回と、午後に入った風裏のポイントでセミへのライズが幾つかあって、自分のフライにも1回出たが乗らなかった。その後、同じ魚がもう一回見に来たが今度は喰わずに帰ってしまいアブレ。それでも前日入れなかったポイントをチェックできたのと、シケイダーフライへの反応もあったので、それなりに楽しめた一日だった。

 

今年は去年や一昨年よりもセミのピークが遅いようで、6月の2週目の週末でも沢山セミが鳴いていてまだまだこれからといった感じだったので、日並みによっては暫くセミの釣りが成立すると思う。今回は目的だったセミでブラウンをキャッチする動画が撮れたが、今度はもっと大きなブラウンか去年ばらしてしまった素晴らしいニジマスをセミでキャッチしたいと、まだまだ中禅寺湖に通うことになりそうだ。

 

 

 

 

【タックルデータ】

ロッド:LOOPクロスS1シングルCRO896-4MF
リール: LOOP エヴォテック G4 LW7-9 グリーン
ライン: LOOPオプティストリームWF8F
リーダー:TIEMCO OH&Dリーダー シングル 11FT 1X直結
フライ:TMCプラスチックチューブに巻いたホローボディーシケイダー
フック:TMC2499SP-BLまたはTMC226BLの#10、#8

 

OGGY


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