Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2017.09.20

夏と秋の狭間の朱鞠内湖

今年の夏休みは道北に行ってきた。最初は枝幸の海でカラフトを狙ったが、カラフトマスは全くいなくて小さなソイが釣れただけ。夕方沖にサケの姿は少し見えたが、残念ながら近くには寄ってこなかった。その後渚滑川では、ビッグドライの釣りで幾つものニジマスを楽しむことができたが、コンディションも最高の一番いい魚はばれてしまい、キャッチできた良いサイズの魚は成魚放流ばかりと、もう一つ物足り無い感じだった。そこで、その後の朱鞠内湖での2日間のイトウ狙いに期待したのだった。

 

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8月31日(木)

 

初日は去年、一昨年とこの時期にイトウをキャッチしている実績ポイントに渡船。このポイントは北から東寄りの風に時に釣りやすく、南から西寄りの風の時は魚の反応が薄いが、この日はあいにく南西の風が強かった。

 

朝のうちはいい感じの雰囲気で、遠くではイトウらしきもじりやウグイが何かに追われているようなボイルも見られ期待していたところ、開始1時間位で待望のヒット。小振りな感じでアメマスか小さいイトウ。もしくはウグイかと思っていたら寄せてくる途中でバレてしまい、魚種を確認することができなかった。しかし、その少し後再びヒット。今度はまあまあの重量感に50~60cm位のイトウだと確信し慎重に寄せてくる。ところがネットインしたのはイトウではなくアメマスだった。

 

photo2

 

測ってみると53cmとここで釣れるアメマスとしては良いサイズで、引きも強かったので本命ではないがこれはこれで嬉しい魚だった。

 

しかしその後は反応が無くなり、朝食をとった8時過ぎにラインをよく見るとタイプ2-3のつもりだったがタイプ1-2が巻かれていたことに気づいた。そこでラインをタイプ2-3に交換して釣りを開始すると直ぐにヒット。今度はさっきの魚より小さい感じだったのでアメマスと思っていたら、40cm台前半の小イトウだった。

 

photo3

 

小さいけれど本命のイトウをキャッチすることができて一安心。さらにそのすぐ後に50cm弱のアメマスを再びキャッチすることができた。その後は南西の風が強くなり、魚の反応が無くなってしまった。特に午後は全く当たりすらなかったが、昼過ぎに一度だけ自分のロッドから3m位のとことで80cm位ありそうなイトウがもじったので、魚がいなかったのではなく、活性が上がらなかっただけだと思う。

 

 

9月1日(金)

 

二日目は初めて渡船したポイントで、水位が非常に低かったので遠くまで歩いて探りたい放題だったが、この日の東寄りの風では完全な風裏となってしまい、水深も期待したほどは深くなかった(この時期に狙うのには水深が足りないだけで春や秋には十分)ので、8時前に見切りをつけて前日のポイントに移動した。

 

ポイントを移動すると近くでないが直ぐにボイルやもじりも見られて、前日よりも活性が高そうで期待が高まる。しばらくすると岸際でウグイが追われて、良いサイズの魚に食われるボイルも見られ、期待してキャストを繰り返すと待望のヒット。そんなに大きくはなさそうなのでアメマスか小振りなイトウかどちらだろうと思いながらキャッチしたのは51cmのイトウだった。

 

photo4

 

大きくは無いが前日に続いてイトウをキャッチできて満足。さらにその後岸際で40cm半ば位の小イトウがヒットしたが、ネットイン直前にポロッと外れてしまった。

 

その後はウグイしか釣れなかったが、この日も少し沖で80cm位ありそうなイトウがもじりながら下流に泳いでいったり、それなりのサイズのボイルも見かけたりしたので、いいサイズとはタイミングが合わなかっただけだと思う。同じ時期にきた一昨年と昨年は水温も高く真夏の暑さだったが、今回は朝は10℃を下回る位冷え込み、昼間はセミも鳴いていたが、風が秋風のように涼しかった。表面水温も20℃と一昨年や昨年よりも低くて、夏と秋の狭間といった感じで快適な釣りをすることができた。

 

 

 

 

【タックルデータ】

ロッド:LOOP GASSダブル 8116-4 パワーラックス
リール:LOOP エヴォテック G4 HD9-13 リール オレンジ
ライン:SA STダブルOH&D チェンジST29G/8S S2/S3 バット側18cmカット
リーダー:フロロリーダー12T 02X(廃番)直結
フライはいつものTMC202SP#2にキールに巻いたフラッシュストリーマー

 

OGGY

 

 


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