Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2018.03.29

芦ノ湖のイワナ

3月末に芦ノ湖に行ってきた。先日、大学を卒業したばかりのO君と釣りに行く約束をしていた。O君をひろってドライブして箱根に着き、駐車場で着替えていると暖かく期待ができると思った。がポイントに着くと風もなくユスリカがわずかに見られるだけで何か様子がおかしいと思った。どうやら少し前に降った雪で雪代が流れ込み、魚の活性が落ちているようだ。

 芦ノ湖

 

少しして最初のポイントから風の当たるポイントに移動。そこは以前いい釣りをしたことがあるポイントだった。前回秋川湖で使ったクロスSX6100-4FにOH&D14g/6番インターで手前から探るも反応がない。バックスペースがないので膝までウェイディングしてアンダーハンドでダブルホールを効かせて25mくらい投げ続けた。SXはその特性から飛んでいくループは超タイトだった。10時半頃20秒くらいフォーリングさせてリトリーブ開始直後にドカンと強いアタリがあった。

 

芦ノ湖シングル

 

魚は、最初はおとなしくしていたが、その後に走り出し、余ったランニングラインを巻き取った後に何度もリールを逆転させる。その後、水面であばれたりして存分にファイトを楽しんだ。そして近くに来たときに見慣れぬ色の魚体が沖に向かおうとがんばっている。そこでようやくイワナであることに気付いた。

 

クロスSX

 

ランディングすると丸々と太ったイワナだった。レインボーがこのポイントにいたら掛からなかった魚かもしれない。水温が下がったことで逆にイワナに出会えたのかもしれない。初めて湖の釣りを経験したO君にはつらいコンディションだった。知り合いのIさんが偶然いてO君のためにポイントを譲ってくれたが魚は掛からなかった。初フィッシュは次の機会に。

 

芦ノ湖ランディング

 

今回はシングルの6番を使った。湖でシンキングラインをリトリーブする釣りでは10ftロッドをお勧めする。湖の場合ウェイディングすることがあり9ftロッドで9m強のシンキングヘッドをアンダーハンドである程度遠投するのはとても難しい。ロッドを10ftにすることでかなり楽に投げられるようになる。とは言えシングルハンド高番手(6、7、8番)のシンキングヘッドのアンダーハンドキャストはダブルハンドや低番手シングルフローティングラインよりもかなり難しい。ウェイディングしながらヘッドが沈んでいる状態から効率よく静かに抜いて、なおかつダブルホールとアンダーハンドの組み合わせにもなっているので練習する際はそういう理解でお願いします(慣れればとても有効なテクニックです)。また飛距離も25m以上飛ばしたいという場合はモノフィラのラン二ングラインにしてヘッドもS1/S2以上にすると空気抵抗が減り、楽に飛距離が出ます。

 

芦ノ湖イワナ

 

湖のコンディションはかなり厳しかったが、再度いい時に訪れてみたいと思った。

 

【タックルデータ】 
ロッド:LOOPクロスSX6100-4F
リール : LOOPエヴォテックG4 LW7-9 オレンジ
ライン:OH&Dシングル14g/6番インター+026ランニングライン
リーダー :OH&Dシンキング11ft2X
ティペット:ナイロンシンキングティペット2X
フライ  :TMC9300#8に巻いたマラブーフライ(ブラウン)

 

近藤記

 


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