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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 タナが決め手のカラフトマス

2019.09.25

タナが決め手のカラフトマス

今年の夏休み後半、朱鞠内湖でイトウを楽しんだ後は、9月1日~3日に河口規制の無い川の海岸でカラフトマスを狙った。今年はカラフトマスの外れ年に当たるので、予めあまり期待はしていなかった予想通り、去年に比べてカラフトマスの群れが寄っている河口は少なく、数少ない常に魚影が見えるポイントには人が集中していて、フライでは入りづらい状況だった。

 

初日は午後から毎年入っている浅場の河口に入り、夕方に群れが寄ってくるのを待った。しかし、日曜日だというのに入った時には誰も居なく、夕方にも一人来ただけという状況が物語っているように、魚がほとんど寄っていなく、1~2匹の魚影を2~3回見かけただけでノーバイトで終わってしまった。

 

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二日目は宗谷岬のほうまで北上しながら、幾つかの河口や流れ込みをチェックしたが、朝に人が沢山で入れなかった一か所のポイント以外では魚影を全く見なかった。しかし、その唯一のポイントは、正午過ぎに再び寄った時には空いていて、魚影も見えたので釣りを開始。しばらくすると河口の流れ込み直ぐそば、リーダーキャストで届くくらいまで群れが寄ってきた。ここでは2回ほど喰わせることができたがいずれもバラシ。キャッチできたのはスレのみで、少しすると人が沢山入ってきて危なくなったので2時間ほどで撤収した。

 

三日目は前日とは逆に南下しながらポイントをチェックしたが、釣れているという2か所の河口は遠目にも人が沢山入っていたのでパス。それ以外のポイントは全く魚影が見えなかった。しかし、駄目元で入ったポイントで、話しかけたルアーマンが河口にカラフトマスが寄っているよと教えてくれ、ルアーには反応しないので狙ってみなとポイントを譲ってくれた。

 

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見ると河口の狭い範囲に10数匹のカラフトマスがぐるぐると回りながら集まっていて、リーダーキャストで狙える状況。初めはいつものグルグルゾンカーで狙っていたが、いくら投げても喰わずに、スレで2匹釣れてしまっただけで、1時間ほどすると突然群れがいなくなってしまった。

 

その後しばらく魚が全くいなくなってしまい。譲ってくれたルアーマンもあきらめて移動してしまった直後、16時半位に突然群れがまた寄ってきた。最初は先ほどまで使っていたグルグルゾンカーを流していたが魚の反応が無い。よく見ると魚の口元よりも10cmほど上に漂っていたようだ。そこでもう少し沈むようにと、以前に忠類川用に巻いたスリムなウーリバガーに変更し、川からの流れに乗せて流していくと一投目でいきなりヒット。ヘッド+アルファ程度しか出ていなかったのが、ランニングラインを全て引き出される程の強い引きを見せたのは、少しセッパリ始めた雄の良型のカラフトマスだった。

 

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そのすぐ後にも、もう一匹ちゃんと口にくわえてヒットしたが、残念ながら掛かりが浅くばれてしまい、その後再び群れがいなくなってしまった。しかし、なかなか釣れていない厳しい状況の中で、引きの強いオスのカラフトマスをキャッチすることができこの一匹で満足。追いかけて喰ってくる活性の高いときは気にならないが、食いの渋い時のカラフトマスは少しのタナの違いが決め手となることを再認識し、来年は何種類かウエイトを変えて巻いたフライを用意しておこうと思うのだった。

 

 

【タックルデータ】

ロッド:LOOPクロスS1トラベルダブルCRO8132-6MF
リール:LOOP エヴォテック G4 HD9-13 リール オレンジ
ライン:LOOP オプティアダプテッドダブルOATH8-9SI +ADT8-9FI
リーダー:OH&Dシンキングリーダー ダブル 14FT 01X 直結
フライ:TMC777SP#4にスリムに巻いたオレンジのウーリーバガー

 

OGGY

 


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