毎年恒例になった箒川のステップアップスクール今期一回目に行ってきました。4月は中型のマダラカゲロウの羽化を見込んでの釣行ですが、前日の下見で期待通りに、数は多くないものの羽化が見られて、それに伴ったライズもあることが分かりました。これでスクール当日も皆さんに羽化したダンの流下とそれにライズするマスの姿も見てもらえるだろうと安心してスクールに備えます。
スクール初日は天気も良く、箒川としては珍しいくらいに風も穏やかで絶好のスクール日和となりました。まずは皆さんにここ箒川キャッチアンドリリースエリアのマスは連日釣り人が攻めているので、とても神経質でフライの流しかたに気を使わなければ攻略するのは難しく、そのためのプレゼンテーション方法やフライを先行してマスに見せるためのテクニック等を紹介しまた。また、ここではいつも川下から吹き上がる風が吹くので、これの対応方法なども見ていただき、各自それぞれのポイントへ分かれて釣り開始です。
カゲロウの羽化が集中してくるまでは、水面下それほど深いところではなく、流下しているニンフを捕食してる様子がうかがわれましたので、小型のニンフフライを水面下少しのところをナチュラルに流す作戦をとってみると、これが効果的ですぐに数人の方のロッドがしなっていきました。
そのような釣りをやっていただいているうちに、ちらほらとカゲロウが目立ってきて、水面を流下するすがたも目視できます。ライズも起こってドライフライで狙ってもらいますが、そう簡単にはいかず、ポジション、プレゼンテーションの工夫やメンディング等いろいろアドバイスしていくと、うまくフライが流れたときにはちゃんとマスが反応してくれたので皆さんにフライとリーダー、ティペットの関係や自然な流れ方の重要性を実感してもらえたスクールとなりました。
ティムコフライフィッシングスクール