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Saltwater Fishingプロスタッフフィールドインフォ 森川真志 「港湾部でのシーバス・デイゲーム」

2014.06.26

森川真志 「港湾部でのシーバス・デイゲーム」

東京湾湾奥部の釣果が安定してきた。

今年は例年に比べスタートが遅かった湾奥部だったが、港湾部を中心にデイ、ナイト共に好調となってきた。そんな中、これからお勧めしたいのが港湾部でのデイゲーム。デイゲームをお勧めする理由はシーバスの居所を見つけやすく、比較的容易に釣果を出しやすいからだ。

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まず釣果を上げる上で一番重要となるのはポイントだが、「潮通し」、「シェード」、「壁」をキーワードにポイント選択すると良いだろう。具体的には河川の影響を受けるエリアや航路近くのエリアに存在する壁の際がポイントとなり、そんな場所には必ずと言ってよいほどシーバスが着いている。そしてそんな魚を釣るためにお勧めするのがメタルゲーム。オーシャンドミネーター・キーズにオーシャンドミネーター・バイブ・ショア、そしてオーシャンスピン・ショアを駆使し、縦と横のアクションでシーバスの活性やポイント特性などにより、これらのルアーを使い分けて攻略していく。

タックルはタイトゲームなので飛距離よりもアキュラシー優先。またフォールバイトを確実に取っていくためにベイトタックルを使用。ちょっとしたキャストにも対応できて、且つフォールバイトをしっかりと捉えることができる感度の良いロッドがベスト。只今ティムコにて開発中の「ジャンピングジャックキーズ」は、これらの釣りを一本でこなせるロッドとして仕上げの最終段階となっている。

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さて実釣となるが、当日は水深5mほどの壁でシェードが形成され風当たり面となる側を狙った。ルアーはオーシャンドミネーターキーズ。ショートピッチで壁際にタイトにキーズをプレゼンテーションしていき、ボトムまで一旦落としたのち着底と同時にゆっくりと巻き上げてくる。このジグの特徴は素材が鉛ではなく、比重の軽いODライトメタルということ。短い距離をしっかりとアクションさせて食わせることができるのが他のジグとの大きな違いであり強みでもある。

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今回バイトが頻発したのはフォール中。着底直前に「コン」と軽快に出るバイトをしっかり合わせて掛けていく。これがこの釣りの醍醐味である。ファイトは極力魚を跳ばさないことと、横に走った場合は自らも魚の動きに合わせて動き、常に魚の真上でファイトすることがバラさない秘訣だ。狙って、仕掛けて、掛けて、いなして、と釣った感の強い釣りでもあるので、魚をキャッチした時の嬉しさは格別なもの。

これから夏にかけて、この釣りが最も本格化するシーズンである。マズメ時のみならず、日中でも比較的簡単に魚が出せる釣りなので、ロッド片手にベイエリアへ足を運んで気軽に楽しんでもらえたらと思う。

 

 


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