Trout Fishing記事 | ティムコ

社員ブログ

2017.07.24

夏の桂川

夏バテ気味な体を引きずって、午後から久しぶりに桂川へと出かけた。今回は湧水の豊富な都留漁協の管轄エリアをチョイス。

 

①

 

基本的に桂川は市街地を流れる川なのだが、こんな暑い時期の日中に釣れるものかと驚かれることが多い。実際、私も驚きだ。しかし豊富な湧水のおかげで真夏日でも水温は15度前後。豊かな餌に、安定した水温、ここに定期的な放流があるので、アングラーが暑すぎて釣りに行かないようなときにも安定して魚に出会える。

 

さらに真夏の都留エリアのパターンとしては、水温の上がりきった午後に尺ヤマメが出ることもある。不思議なことに、エリアによってだが、朝イチよりも夕方のほうがヤマメの気配が感じられる場所もあるのだ。

 

現地に着くと、空梅雨だったせいで水がかなり少なくて驚いた。この日は30度を超える真夏日だったので、ウェーディングせずにはいられなかった。2時過ぎの一番暑い時間帯にスタートしたのだが、早々にニジマスがヒット。

 

②

 

 

この後も要所要所でバイトがあるのだが、渇水の影響とプレッシャーの影響でショートバイト連発。かかってもすぐにバレるようなことが続いた。ヤマメらしきヒットもあったのだが、結局キャッチできた数匹はニジマスのみになってしまった。

 

③

 

放流ニジマスに混ざって、このように時折ヒレの発達したニジマスも釣れる。40cm絡みのニジマスもかかったのだが、急流の中を走り回ったあげく、最後は見事な3連発ジャンプでフックを外されてしまった。狭い急流から、いきなりこういう手ごわい相手が出てくるので桂川はオモシロい。

 

ここで陽が傾いてきた。そろそろヤマメの活性が上がるころだろうと思い、ヤマメの本命ポイントへ向かった。大物に向けてフックを新しくしてシュマリ50FSをキャストしていく。ここに来て、小さいながらもようやくヤマメをキャッチ。

 

④

 

このサイズをいくつか追加したところで、本命の流れに差し掛かった。50FSを流し込んでいき、流れのヨレの部分でトゥイッチを加えると、ルアーが押さえ込まれた。ヒットした魚の重量からいいサイズだと思いながら寄せてくると、尺を超えそうなサイズのヤマメが寄って来た。パーマークもしっかり見える距離まで寄せてきたので、もらったも同然と気を抜いたところでフックアウト。そのあっけなさに思わず、あっ、とつぶやしてしまったほどだ。

 

その後も足元で尺に絡むヤマメがかかったのだが、なすすべもなくフックアウト。いつもの桂川ではエンハンサー64MLを使用しているのだが、今回はバラシ対策でクッション性のある58MLを使っていた。しかしこのバラシ率を見ていると、魚の方が一枚も二枚も上手なようだ。ところどころでライズも見られて、かなり雰囲気があり、バイトも連発するのだが、ことごとく7寸クラス。粘りに粘って、この日の私には9寸を引っ張り出すのが精一杯であった。

 

⑤

 

バラした2匹の尺がらみが悔しいが、午後の短時間に両手の指の数よりは多い数の魚と出会えた。真夏日の休日でもこれだけの魚が釣れるなんて、あらためて桂川に驚かされる釣行となった。次はあのバラした魚たち全部をどうやって釣ってやろうかと、試行錯誤中だ!

 

【タックルデータ】
エンハンサー River Master EH58ML
シュマリ50FS/195HGテネシー+

 

スタッフ田崎


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