10月に入ってほとんどの河川が禁漁となった。釣りに行きたい。しかし釣り場が無い。そんなもどかしさで釣りにいけなくてイライラが積もっている状況。皆さん体験したことがあるのではないだろうか?禁断症状というものを。禁漁になって1ヶ月もたたないうちに、早くも禁断症状に見舞われた私はシーズン券を持っている友人について来てもらい、冬場でも釣りのできる秩父を流れる荒川ニジマスC&R区間へと行ってきた。
日釣り券が釣り場近くのコンビニで買えて、シーズン券というものもある嬉しい釣り場だ。久しぶりの流れに嬉々としながら釣りを開始。シュマリ50FSからスタートし、時折トゥイッチを混ぜながら誘いをかけていく。チェイスもアタリもなく進んでいってしまい、魚がいないのではないかと思ってしまったが、なんとか1匹出てきてくれた。
荒川の釣り場のある区間は川幅があるわりには浅い瀬も多い。50FSの動きでは早すぎて誘いきれていない感じがあったのでルアーをシュマリ50Sに変えてみる。
スレたニジマスにはルアーをじっくりと見せてやるのが効果的なので、浅瀬でも根がかりせず、ジワジワと沈めながら見せられる50Sはこの日の釣りにピッタリだった。ルアーを流れに乗せていき、じっくり見せたあとにトゥイッチを加えるとバイトが連発。ルアーマンが流しにくい浅瀬なので、竿抜けになっていたようで反応がとても良かった。
反応が悪くなったのでカラーを変えてもう一流し。カラーチェンジも当たったようで再び連発を味わえた。
魚が溜まっていそうな深瀬に差し掛かったのだが表層から中層は反応が無い。深いレンジに沈んでいるようだったので、50FSに変えて下層に送り込んでいく。流芯の下で流れを掴んだ感覚のあとすぐに激しいバイトが得られた。
狙い通り釣れたうえにサイズアップだ。しかしこの単発バイトのみ。再びアプローチを変えたいのでライトニングウォブラーにチェンジする。瀬を流していくと流芯の際でヒット!この日最小サイズながらもヒレの発達したチビニジマス。魚のコンディションから再生産されていることが感じられて嬉しくもあった。
しかしまたまた後が続かない。再びルアーをシュマリ50FSに替え荒瀬を降っていく。飛び出さないようにコントロールするのが大変だが、上流から送り込んでいきしっかりリップに水を噛ませる。ココンと小さなアタリがあったのでさらに送り込んでいくと、ルアーが流芯を出たところで黒い影がチェイスするのが見えた。大き目のジャークでルアーをダートさせると激しく興奮した様子の魚がルアーを咥えこむ。荒瀬に入って苦戦したがキャッチ成功。
「やはり強い流れにはいいサイズの魚が付いているものだな。」そう改めて感じると共に「冬季釣り場だからと流れの淀んだポイントに固執する必要もない。」と実感した。ルアーのカラー、タイプ、ポイント。すべてをローテーションしていくことで結果に結びついた一日だったと思う。
【タックルデータ】
エンハンサー RIVER TREK EH64ML
シュマリ50FS
198HIRO-SPアユ+
199HIRO-SPハバネロ+
ライトニングウォブラー 5G
06ハンマードゴールド/BK/OR
シュマリ50S
060ヒロスペアユ
スタッフ田崎