Trout Fishing記事 | ティムコ

社員ブログ

Trout Fishing  社員ブログ   追波川の極太サクラマスとライトニングウォブラー

2018.04.16

追波川の極太サクラマスとライトニングウォブラー

「サクラマス釣れたぞ!」

1月に入ってからずっとソワソワしていた私の心に火をつけたのは、3月に入ってすぐのこの連絡だった。プロスタッフの廣瀬さんの九頭竜サクラマスから始まり、翌週には東北の友人からも釣果報告の連絡が入り、SNSを見ればあちこちで見事な銀鱗の写真が流れてきて私の脳内は爆発寸前。2月は雪に阻まれ、3月は繁忙期とあって休みがなかなか取れずにいて、サクラマスに行けていなかった私のストレスが頂点に達していたところで、ようやく釣行できることになった。

 

釣行したのは3月末のタイミングだったので「魚は川に入りだしているはずだ」と色々な川に目移りしたが、初戦は冒険に出る。初戦は初挑戦の太平洋沿岸小河川に決定!いざ出発だ。サイズは大きくないものの、ポツリポツリと釣れていたようなので、ライトタックルでのサクラマスを狙って夜明けと共に開始。

 

1

 

 

「こんなシチュエーションで釣れたら最高だ。」とワクワクしながらルアーを流れに投じていく。いつヒットするか分からないピリリとした緊張感と、大物への期待感の中進んでいくが流れからの反応は無い。ここ数日の間釣れ続けているから魚は入っているはずだと信じて進むが、そう上手くはいかないようだ。ここでの釣りもほどほどにして、別の河川へと向かった。

 

移動先の河川は追波川。魚が釣れるまで一本の杭になるつもりでこの川と対峙することとに。初日は大雨でコンディション的にも人間的にも厳しい1日となり、釣果の声も聞こえなかった。翌日は釣り日和な天気になったものの、隣のアングラーさんが釣ったのを目撃したのみで、川全体でもまとまった釣果は聞こえてこない。

「前日の雨で入った雪代の濁りと水温低下がいけなかったのだろうか…」

 

2

 

 

追波川生活3日目は、私が釣り場に張り付いていることを知って、秋田から友人が訪ねてきてくれた。半年振りの再会に積もる話もあるが、口よりも手を動かすことに集中していく。朝イチにアタリがあったり、友人が魚をバラシたり、魚が近くで釣れていたりと気配濃厚。

 

3

 

友人は夕方を前に帰ってしまったが、私はもちろん夕方までじっくりと粘る。ちょうど陽が陰ってきて、「こんな瞬間に魚が釣れたりするものだろう」と期待して沖に投じたライトニングウォブラーがグッと押さえ込まれた。アワセを入れると魚が首を振る感触が伝わってくるがそこまでの重量感は無い。魚は大きくは無さそうだが、杭になっていた甲斐があった。と気を抜いたのがいけなかったのだろうか。いきなりフッとテンションが軽くなって、同時に全身に脱力感が広がる。ショックのあまり、周りの目も気にせず天を仰いだあとにしばしうなだれた。

 

最終日となった翌日、私は前日にバラシてしまった付近に入って釣りをスタート。最初はライトニングウォブラー14gの表層早巻きから探っていったが、反応は無い。中層をテンポ良く探るためにシュマリ90MDで攻めていってもこちらも無反応。ということであれば、あとはボトム付近だけ…。ライトニングウォブラーの18gで沖から順にボトムを探っていく。立ち位置ごとにどこにストラクチャーがあるのかしっかり把握して釣っていけば効率も上がるし、追波川の単調な流れの中でも飽きることも回避できる。

 

私の立ち位置の沖には何か沈んでいるらしく、底付近にルアーを転がしていくとコツコツとルアー当たる感触がある。前日に魚がかかったのもこの付近だったので、ヒットに繋がった理由が解明できた。そのストラクチャー周りにタイガーやスノーピンク、コットンキャンディなどの派手めな蛍光系のカラーで攻めていく。数日前に降った雨の影響で濁りがあるので、水中で目立つものをチョイスしていたのだが反応が無いのでフラッシング系のアカキンに変更した。ちょうどルアーを変えているときに陽の光が差し込む。

 

「これはいいタイミングだ」と思いカラーチェンジしたルアーを投げて2投目。ガツンとルアーをひったくられたあと、サクラマス独特の重々しいヘッドシェイク。今度こそバラせないと思い慎重にファイトしていく。スーパーアラミドヴェールのおかげで魚があっさりと寄ってきたが、今回はこれがアダとなる。手前によってきた状態でまだ体力が残っているので手前で大暴れ。できるだけ水中で体力を奪ってから浮かせて空気を吸わせたいのでロッドをたおして、時にはティップを水中に入れて水面で暴れさせないようにしていく。腕にかかる重量感と、水中での輝き的になかなかのサイズだと思い緊張感が増していく。ハラハラしながらも無事に最後のダッシュもかわし、魚を浮かせてキャッチ成功。

 

4

 

 

この魚は何回釣っても腕が震える。頭の中が真っ白になって言葉が出てこないが、無心でカメラのシャッターをきっていく。周りのアングラーの方に祝福の声をかけてもらい、少しずつ平常心を取り戻していく。けっこういいサイズだと思っていたこの魚、メジャーを当てると57cm。しかし体高がスゴく、私の手のひらとほぼ同じ体高があり、手に持つとズシリと驚きの重量感が伝わってきた。

 

5

 

 

名残惜しいが、あまり魚に負荷をかけるのも嫌なので、撮影もほどほどにしてリリース。様々な要因がたまたま重なって、繋がることのできた1匹だった。やりきった達成感と、今年も釣ることのでき安堵感。流れに去っていく魚の後姿を見て、じんわりと感動が体中に広がっていった。

 

troutEyeC

 

なんとか魚に出会えた今回の釣行。手探りな釣りが続いてくじけかけたのも事実だが、結果が出てしまえば釣り人とは単純なもので、釣れなかった日数溜め込んだ分の笑顔が顔に浮かんでくる。私ももちろんニヤケ顔で釣り場をあとにし、仕事中の友人に「サクラマス釣れたぞ!」とニヤケ顔で報告したのはいうまでもない。帰りは石巻から東京への下道での長旅。釣った魚のことを思い出しながらも、次はどういう魚にどういうプロセスで出会ってやろうかと画策しながら帰路に着いた。

 

6

 

【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーカスタム アグレッシブプラッガー EHC-HS96
ライン:PE1号×フロロ16lb
ルアー:ライトニングW LW18G 302ハンマードゴールド/レッド

 

スタッフ田崎

 


Like