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Trout Fishing社員ブログ ロッドテストで桂川尺ヤマメ

2018.08.08

ロッドテストで桂川尺ヤマメ

私自身、ほとんどの場合PEラインを使っているのだが、今回はプロトロッドとナイロンラインとの相性を確かめるために桂川水系へと向かった。プロトのロッドをナイロンメインで使ってもらっているテスターの木部さんからは「ナイロンとの相性いいよ!」とお聞きしていたので心配はしていなかったが、実際に自分の腕で使って感触を試してみたかったのだ。

 

久しぶりの桂川は渇水だと思っていたが、案の定渇水。2019年発売予定の50mmのプロトミノーからスタートする。いくつかの流れをまたいだところで本日初ヒット。

 

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綺麗なニジマスが釣れて一安心。ポツポツとアタリがあるものの、しっかりとしたバイトは得られず、渇水らしいシビアな展開だ。ここで大きな淵に差し掛かったので、期待してミノーを投じたらこの日初ヤマメがヒットしたものの、サイズがだいぶかわいい。

 

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先のニジマスもこのヤマメもサイズは小さいものの、プロトロッドのティップの繊細さとナイロンのクッション性が活きたおかげで、渇水の中のショートバイトもからめとってキャッチまで持ち込めた気がした。かといってラインが伸びることによってルアーが動いていないわけではなく、渇水でナーバスになった魚に口を使わせられるほどのコントロール性のよさはしっかりとある。自身が思っていたよりもナイロンとの相性もいいようで一安心。当然次はサイズアップという野心も湧いてくる。

 

今までよりもさらにルアーを下層へと沈めていき、ジャークを入れて流れの下でダートさせるとガッと押さえ込まれた。大きな魚がローリングしているので「尺ヤマメもらった!!」と思い勝利を確信してのだが、浅瀬に来たところでジャンプ連発。上がってきたのはグッドサイズのニジマス。こういった出会いも桂川らしい。

 

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ここでポイント移動。いくつかの流れを探るものの反応が無く、水が少ないせいで魚が付くようなポイントもとても少ない。そろそろ退渓口が見えてこようかというところで、シェイキングで誘っていたルアーに大きな影がチェイスしてきた。食わせの変化を加えるために、大きめのアクションを加えてミノーをダートさせると魚がルアーをくわえ込んだ。ヘッドシェイクをするだけであっさりと寄ってきたので、ニジマスかと思いきやまさかのヤマメ。

 

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嬉しい31cm。いい顔つきの桂川らしい夏ヤマメだった。細かいロッドワークではロール系のアクションをするプロトミノーだが、ジャークのような大きめのアクションではダートするようになっているので、ルアーの動きの違いで誘えるプロトの良さが活きた1匹だった。

 

その後も支流を含めて昼過ぎまで各ポイントを回ったものの、魚からの反応はかなり薄く、なんとかアマゴが1匹釣れてくれたのみで終了。先日の釣行からアマゴ率が高い気がする・・・

 

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今年に入って私がテストしてきたプロトのロッドはエンハンサーカタリストの59MLだ。詳細なスペックなどの公開はまだ先になるが、ロッドの特徴やテスト具合を都度公開させてもらうので、チェックしてもらえると幸いに思う。今回はナイロンラインとの相性を確かめるテストだったが、マッチングはかなりいいものだった。繊細なティップと伸びのいいナイロンの組み合わせでバイトをはじくことも無く、魚がかかってからバレるような事も無かった。

 

ロッドワークを加えたときのルアー動きも、ラインが伸びる分緩慢になりやすいナイロンを使用しても、ベリーからバットのハリとブランクの反発のよさでしっかりコントロールできていた。1回の釣行だけでは満足とはいかないが、後何回かの釣行でナイロンを使って、欠点が無いかしっかりとテストしていきたいと思う。

 

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今回はずっと2019年に発売予定のプロトのミノーと使っていたのだが、今回のシビアな魚たちに対して効果絶大だった。レンジキープ力も高く、ロッドワークの強さに差で細かいルアーアクションの違いも再現できた。50mm、4.0gという重すぎず軽すぎずというスペックのおかげで、あまり不自然な沈下をしなかったのもスレた夏の桂川でこれだけの釣果を上げられた一因かもしれない。

 

来年の新製品のテストが絶賛進行中なので、皆様お楽しみに!

 

【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーカタリストEHCT-59MLプロト
ライン:ナイロン4lb×フロロ5lb
ルアー:プロトミノー50mm(2019年発売予定)

 

スタッフ田崎

 


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