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Trout Fishing社員ブログ 新型ミノーの打ち合わせ

2018.10.12

新型ミノーの打ち合わせ

今期プロスタッフである廣瀬さんに、来年発売予定のミノーサンプルを渡して試してもらっているのだが、いよいよ調整も大詰め。現場にて意見交換をした方が言われていることをより深く理解できるので9月下旬の3連休最終日に福井へ向かった。

 

禁漁間近で2回連続の3連休。少し前まで天候が悪く現場も増水&濁りの入ったあまりコンディションのよい状況ではない。しかも自分がマムシに咬まれた指がまだ腫れているので「あまり藪漕ぎや高巻きしないポイントでお願いします」とさらに無理なお願いをしている。

 

廣瀬さんと合流後に案内してもらい釣り場に向かうも、一番初めに入ろうと思っていた川は濁りと増水で断念。そこでいつもならやや渇水気味な河川なので少々増水しても行けるだろうと次の河川に案内してもらうことに。本来なら上流から濁りが抜けるのだろうが厳しい場所にはいけない自分の指のおかげで申し訳ないです・・・。

 

到着した河川は増水&濁りが入っているがなんとか釣りになりそうな状態だ。早速準備をして入渓する。「いつもなら渇水でこの新ミノーではきついが、今回は逆に丁度よいかな?」と廣瀬さんが釣りあがって行く。増水気味で釣りとしては厳しいのだが流れの強い所、弱い所を一緒に試せるのは不幸中の幸いか。

 

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まずは普通にキャストしアクションをつけながら、そして時折ルアーの動きを確認するために足元や色々な流れをトレースしながら進んでいく。後ろからしばらく廣瀬さんを見ているとスッとキャストしてポイントにルアーがスッと入るような自然なアプローチ。新ミノーは4gのシンキングミノーなのだが本当にスッとポイントに入るので魚に対するプレッシャーも最小限に抑えられている。「この辺りが激戦区でも釣果を出している秘訣の1つかな?」と感じながらついていく。

 

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ついていくうちに気づいたのだが廣瀬さんは歩くのが速い・・・。ちょっと目を離すとかなり先に行ってしまう。そしてひょいひょいと足を上げて堰堤とか登るのだ。ポイントにキャストする回数や見切りも早い。「これでも何時もよりもちょっと遅いよ」と言われたのだがついていくのが大変だった・・・。そして厳しいコンディションの中しばらく進むと小さい岩魚がヒット。

 

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正直「この状況で出るかな~」と思っていたので小さくとも一安心だ。この後も厳しい状況は続くなかで確認作業をしながらのテストが続く。なにが大変かというとテンポよく歩いていく廣瀬さんについていくのがつらかった・・・時折立ち止まってアクション確認していると追いつく感じ・・・そして時折ポツリと釣れてくれる岩魚がありがたい。

 

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前回のサンプルでは「糸絡みが気になる時がある」と言われたので修正したのだがそれは解消されたようだ。自分たちがアップにキャストし、パンパンとトゥイッチする分には余り感じなかったのだが、廣瀬さん得意のナチュラルなトウイッチ(アップキャスト後にポンポンといった感じでラインスラックをちょっと出し、前のめりになっているルアーが今度は後方から落ちていく間をつくる)だとルアーの自重で頭から突っ込んで絡んでしまっていたのだ。

 

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ただ今回は「これでも良いといえば良いのだが、できれば若干立ち上がりのレスポンスをあげられれば・・・」との事。ピンスポットで沈めてピラッとさせる時のアピールが特に欲しいとのことなので次回サンプルの課題として詰めて行くことにする。残念ながら大物には出会えなかったが一番気になっていた糸絡みを解消できたので一安心。なんとか来シーズンに間に合う目処がついてくれた。

 

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【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーカタリストEHTC48UL-2
ルアー:新ミノープロトミノー50S

 

開発担当 本多

 

 


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