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Trout Fishing社員ブログ アメマスのカラー

2019.07.11

アメマスのカラー

先日フライの先輩と道東の河川を歩いていたときだ。アメマスが釣れると聞いて散策しに来たのだが、まったく反応が無い時間が続いた。水がクリアーだからと、ブルーシルバーやアカキンのライトニングウォブラーを使って魚の潜んでいそうなポイントにアプローチをしていくものの、軽くしても重くしても沈めても浮かしても、まったく反応が無い。

 

残ったカラーはこの3色。結果的に言うとこの中の1つに魚が反応したのだが、どれだったか予想してから読んでもらうとおもしろいかもしれない。

 

t1

 

そんな中、フライの先輩がチャート系のカラーが混ざっているフライでいいサイズのアメマスを釣った。「おっ、これは水が澄んでいても、もしかしてチャートが今日のアタリカラーかな?」そう思って写真の中の一番下に写るチャートカラーのライトニングウォブラーにチェンジ。しばらく進むものの、これでも反応が無い。私の中に「困ったときには黒」というイメージがあるので、次は写真の真ん中にあるブラックを試してみる。

 

すると一瞬だけ魚がルアーを追ったような感じがした。しかしその反応のようなものも1度だけで、チャートを投げようが、アカキンを投げようがシルバーベースを投げようが反応はその後途切れてしまった。手持ちのカラーで投げていないのはファイヤーダイガーだけ・・・。個人的にはあまり使わないカラーなのだが、試しに投げてみると、大きな影がルアーに向けてすごい勢いでチェイスしてきた。今まで無視続きだったのに、いきなりすっ飛んでくるとは何事か、と思いながら次のキャストに移ると、再びルアーを追ってきて今度はしっかりとルアーを咥えこんだ。

 

これ以上くだられると沈み木に巻かれるか、ラインがなくなるまで延々と下流まで行ってしまうようなポジションでヒットしたので、ドラグはフルロックで限界までロッドを絞り込んで応戦する。6lbリーダーが切れるかもしれないと覚悟しながらも、強引にリフトアップ。魚も嫌がって暴れるのだが、ロッドが追従してくれるので身切れやフックアウトする心配は一切無く、パワーのあるバットにしっかりと魚の重さを乗せてタメを作れた。ラインだけ切れないでくれと祈りながらなんとか寄せることができ、最後は無事ランディング。

 

t2

 

キャッチできたのはグッドコンディションのアメマス。普段本州でヤマメを釣るタックルとほぼ変わりが無い、6f弱のロッドと6lbリーダーでのパワーファイトでヒヤヒヤだったが、タックルのポテンシャルを改めて感じることができた。尺ヤマメをターゲットとしてテストを繰り返してきたEHCT-59MLだったが、このサイズとのファイトもこなすことを視野に入れて大物対応で作った甲斐があったというわけだ。

 

t3

 

それにしても何であれだけ反応しなかった魚が、ファイヤータイガーにだけ異様に反応したのかが不思議でたまらない。水はクリアーなのに異常にチャートに固執するのはアメマス、はたまたイワナの本能なのか・・・。貴重な体験をできた釣行のひとコマであった。

 

【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーカタリストEHCT-59ML-2
ライン:PE0.6号×フロロ6lb
ルアー:ライトニングウォブラー3.5g 308HIRO-SP FタイガーG

 

スタッフ田崎

 


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