簡単チューン其の三:ゲジゲジチューン(沈めて使えば効果的)
横方向にウイングが付くのは普通ですが、上下に出るのはなかなかプラグでは無いですよね。フックを目立たないようにできますのでスレた魚に効果が有ります。またシルエットが全体的にファジーな感じになるのも魅力です。
(用意するもの)
- ソフトシェルタイニーシケイダ・ソフトシェルヘアーウイング(フックは外しましょう)。
- ウイング材:シリコンスカート、カスケイドUVスーパーフラッシュ、メルティーヘアー、エアロドライウイングなど好みのマテリアル。
- スレッダー:ない人はステン針金で自作。曲げて手持ちをセロテープグルグルでOK。
- ニードル:新しい穴を開ける時に便利です。
- ハサミ:普通のでも良いですがやはりフライタイイング用の方が使いやすいです。
(手順)
1:交換の場合や必要ない場合はウイングを引っ張って抜きます。今回はカスケイドUVスーパーフラッシュを使用するので抜いちゃいます。
2:ウイング材を長さ、分量お好みでカット。多少長めにカットしたほうが後で調整簡単です。すっぽ抜け防止のために真ん中あたりに結んでコブを作ります。面倒な人は飛ばしてもOKですが抜けやすいです。刺す本数分用意しました。
3:好みの場所にスレッダーを貫通させます。まずはやりやすいので、初めから空いてある穴から行きました。今回は横ではなく上下方向にも追加していきます。ブスッと思い切っていきましょう。「ここじゃなかった」と間違ったところに貫通させても発泡なので多少は問題ありません。やり直しましょう。ただ限界もありますよ。
4:スレッダーにウイング材を通します。真ん中ではなく端にずらすのがポイント。
5:引き抜いて、同じようにどんどんと追加します。(ウイングの真ん中にスレッダーを入れるとこの時難儀するのです)。後ろに穴を追加するのでニードルを使いました。
6:位置を調整して好みの長さにカット(最後にまとめてカットでもOK)。
7:どんどん追加(マテリアルによっては浮力が落ちるので調整)。今度は上下につけていきます。沢山つけるタイプはソフトシェルシケイダーヘアーウイングの方が大きくて、浮力があるので向いています。
8:カットして完成です。
裏技・・・沈むゲジゲジ
沈める場合は水中でボディーを潰してください。逆に浮かせたい場合は潰して水を抜きましょう。その場の状況で簡単に沈ませたり、浮かせたりできるのはソフトシェルシケイダーのみです。こんな感じで水中を漂います。もっと柔らかい素材やシリコンスカートなどを使うとまた違った感じになるので色々試してください。「水面に出きらない場合」「スクールしているが水面の反応はいま一つ」と感じた場合は是非お試しを!!
普通に浮かばせて釣る場合、上に出ているマテリアルは目印にならないと思ったら切っちゃってください。下に残っていればフックが目立たないようになります。写真のソフトシェルシケイダーヘアーウイングは「キラキラしつつ、フックのプレッシャーが少なくなればいいな」とモルフォファイバーを下に出しました。
トラウト開発担当 本多