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Trout Fishing社員ブログ 久しぶりの鬼怒川水系

2020.08.14

久しぶりの鬼怒川水系

毎年春から夏にかけて、タイミングを見ては何度か鬼怒川水系に訪れることがあったが、今年は今回が初めて。梅雨の合間を縫って渓流域に向かった。到着すると意外や意外、増水した形跡はあるものの、平水よりも少し少ない程度の水量だ。

 

ラクス60Sからスタートすると淵から早速チェイスがあった。次のアプローチではスピードは緩めず、食わせの間を一瞬入れると同じ魚が口を使ってくれた。

 

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THE・ニッコウイワナというようなイワナに、地域柄を強く感じる。久しぶりにこっちの方面でイワナに出会えたので、旧友に再会したような感じだ。

 

その後もチェイスはあるものの、水量のせいかプレッシャーのせいか、チェイスに勢いがない。2度目の追いを見せる個体も少なく、一筋縄ではいかなさそうな展開に。ただ、魚の数自体は多く、パターンを解明して攻略できればかなり楽しませてくれそうだ。

 

そこからはカウントダウンの秒数を多めにして、最初よりも下のレンジにルアーが到達するようにしてやると、淵からこの日一番のサイズが。最初は追いに勢いは感じられなかったが、ルアーがヒラを打つたびに魚のテンションが上がっていくのが分かった。追わせる区間が足りなかったので、途中でルアーをピッと止めてやる。それも完全にだ。

 

このままいくと陸まで乗り上げかねない勢いだったので、食わせきれないまま違和感を与えるのはナンセンスだと思っての行動だった。少しルアーを見た後に、魚はゆっくりと着き場にもどってくれた。次のキャストでは追わせるのではなく、着き場付近でバイトしてもらえるように、対岸の深み沿いにルアーを沈めていきシェイキング。予想通りルアーをひったくってくれた。

 

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いい色の出た良型ヤマメ。完全なるアドリブでの行動だったが、ヒットに繋がったことが嬉しかった。

 

そのあと釣りあがっていくものの反応がぱたりと止んでしまった。有望そうな淵からもチェイスすらなく、瀬からも反応がない。何気なしに通り過ぎた瀬にダウンクロスでルアーをアプローチすると突然バイトが出た。これが正解かな?と思いながら続けていくと反応が急に出始めた。釣りあがっていくものの、アップではアプローチせず、ダウンでルアーを見せるようになると魚がルアーにアタックしてきてくれるようになった。

 

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渓流の釣りあがりはアップでアプローチ。そんな固定概念がいつの間にか自分の中でできていたことに気が付く。釣りを始めたころはそんな固定概念がなかったからか、いろいろなアプローチ方法をしていたことを思い出した。サイズは上がらないものの綺麗なヤマメがルアーにヒットしてくれる。

 

t4

 

その中に無斑系も出てくれた。そろそろ退渓点というところで、ここはアップでアプローチしてみたい。そう思わせられるポイントに遭遇。渓流のヤマメはアップで釣りたい気持ちがどこか私の中にあるのだ。直アップでラクス60Sをキャストし、そこからテンションフォールさせて、下の層にルアーを入れていく。ゆっくりとリトリーブし、流れ半ばでロッドを跳ね上げるように誘いをかけた。そこから再度リトリーブを開始するや否やヒット!

 

t5

 

サイズはそこそこなものの、嬉しいヤマメだ。アップでのアプローチで苦戦していただけに答えのかけらをもらったような気がする。この日はいろいろなアプローチの幅が必要なことを実感させてもらった釣行となった。

 

【タックル】

ロッド:エンハンサーカタリストEHCT-59ML-2
ライン:PE0.6号×フロロ5lb
ルアー:ラクス60S

 

スタッフ田崎

 


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