今シーズンは春先からなかなか釣りに行けない日々が続いたこともあり、久しぶりのブログ更新だ。昨年のシーズン終盤の釣行に関しては、完全にレポートをサボっていたことをここに告白しておこう。
久しぶりのブログの舞台は山梨県桂川。テストで、プライベートでと、毎年度々訪れるフィールドだ。今回は動画撮影とあって、気合いを入れて臨んだのだが、早朝にカメラマンを迎えに行くと集合場所に彼がいない…。30分ほど待ったのだが来る気配がないので、単身桂川へと向かった。
カメラマンが来ないのだから仕方がないと思い、プロトのベイトロッドに糸を通す。朝から私のキャスティング模様は快調。ただ、テンポが合わないのか、良型のバイトを2本逃してしまう。ここで1本の電話が…
大変反省している模様が伝わる声で話すカメラマンからの電話だ。
そんな冗談を言い、釣りをしながら彼を待つ。水通しのいい淵にラクス60Sのアユカラーを投じ、ゆっくりドリフトさせてから、トゥイッチを加えていく。するとロッドを通して激しいバイトが伝わってきた。アワセを入れるとパワーのあるロッドが心地よく曲がりこむ。テンションのかけ方によってどこまで曲がるのか確かめながら、浅瀬へ誘導した魚を一気にすくう。この時期らしい素晴らしい体高のヤマメ32cmだ。
写真を撮っていると電話が鳴る。
なんとも絶妙なタイミングで電話が来たものだ。こういった魚を狙ってということもあったが、テスト中のベイトロッドで釣れたのもまた嬉しい要因だ。しかしカメラが回っていなかったから冷静なやり取りができたのかもしれない。
魚をリリースした後、集合場所に向かうと申し訳なさそうに小さくなった彼がいた。そこで私は笑顔で一言。
その後はタックルをスピニングに持ち替え、彼がかまえるカメラを前に釣りを開始したのだが、開始直後5分ほどで幅広のヤマメが釣れてくれた。私もホッとしたのだが、それ以上に遅れて来た彼の方がホッとしたことだろう。
その後は雨が降ってカメラが回せなくなるまで、要所で良型のヤマメがヒットしてくれ、個人的満足度的にも撮れ高的にもいい釣行となった。だが途中でバラしてしまった大型が悔やまれる…
今回の釣行の模様はしっかりとカメラに収めてきたので、よかったらご覧ください。そこには寝坊した相手に怒るそぶりが一切なく、ほがらかな表情で釣りを楽しむ私がいる。まあすべては釣れてくれた桂川の尺ヤマメのおかげなのだが。
【前半タックル】
ロッド:Fenwickプロトロッド
ライン:PE0.6号×フロロ6lb
ルアー:ラクス60S
【動画内使用タックル】
ロッド:エンハンサーカタリストEHCT59ML-2
ライン:PE0.6号×フロロ6lb
ルアー:ラクス60S
スタッフ田崎