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Trout Fishing社員ブログ 22年追波川解禁日にサクラ咲く!

2022.01.25

22年追波川解禁日にサクラ咲く!

写真1

 

例年であれば解禁日とは言えまだまだ遡上も少なく、何より寒さに負けそうなのでスルーしていた追波川サクラマス解禁日(1月20日)。しかし、今年は貴重なロッドを譲っていただいたので、どうしても「早く振りたい!」と常々思っていたのだが、頑張ってスケジュールを調整すると1、2時間程度であれば寄れる時間が取れてくれた(無理やり取ったとも言う)。

 

近年は解禁してからポツポツと釣果は出ていたので、少しだけ期待しつつ営業先に行くと、なんと、丸っとしたサクラマスが持ちこまれているところに出くわす!話を聞くと他にも釣果が出ており、落ちパクでスプーンを喰ったとか・・・テンションを上げつつも、しっかりと営業をして(ここ大事)現地に向かう!

 

アングラーが居るかと思いきやポイントには一人だけ。後ろ向きに考えるなら「釣れていないから皆帰った・・・」。前向きなら「ポイント独り占め」。両方の思いが頭に浮かびながら状況を聞くと、なんとその方は既に1本釣っている。「2本釣った人もいるみたいだよ」と言われた瞬間に、考え方は前向きに振れ「ポイント入り放題だな~、これは期待できるでしょ!」とテンションが俄然上がる。

 

今回のタックルは「フェンウィックGFS91C」「アンバサダー5000C」だ。なんとフェンウィックは実際に開高健氏が使っていたもの。「開高さんのところから戻ってきた竿で、戻ってきてからシイラとかシャケとか色々釣った竿だよ」との事。中学生の時に「フィッシュオン」を読んで影響を受けた自分としてはもうお宝です!これは早く自分の釣った魚を入魂するしかありません。

 

ルアーはライトニングウォブラー通称「黒ハハハ」。オールドタックルなので気分的、写真的にも「ハハハでしょう」とチョイス。なぜ黒なのか?それは追波川で実績があるので選びました。決して新色のハハハシリーズを忘れたわけではありません・・・よ?

 

写真2

 

「落ちパクで喰った」と聞いていたこと。個人的に思ったよりも寒くなかったこと。時間も11時過ぎで朝よりは何となく水温上昇が見込めること。水質はクリアーな状態、かつ水量も落ちていること。これらの情報で「透明度が良く、魚からルアーが良く見えそうだし、上を意識して、意外にアクティブに出て来ちゃうかな?」と魚が付いている「根」を意識しながら、ちょい上を狙う(決して根がかりが怖くて上を引いているわけではない)。

 

贅沢にもポイント独り占め状態なので、ゆっくりと根の上を流しながら釣り下る。「昼すぎには撤退しよう」と心に決めて、たまに引っかかる根にビクッとしながら30分ほど経過。すると根があるであろう場所でウォブラーがターンすると「グンッ」と鈍い手ごたえ。反射的に合わせを入れ、竿を手前にゆっくりと引っ張ると「グンッ、グンッ」と手元に来た。「ウォ~!マジか!」と思いながら、魚を根回りから外し、手前に寄せるために直ぐポンピング。しばらくすると、真っ白な魚体が水中でギラギラしているのが見えてくる。

 

「間違いなくサクラだ!」。手前の良い位置までサクラを寄せてしばらく耐えていると、ロッドはしっかりと曲がりながらヘッドシェイクに追従し、持ち前のバットパワーで魚を弱らせる。さすがに「フェンウィックの剛竿(つわもの)」と言われたロッドだ。コンディションが良いのかサクラは激しく抵抗しながら何度かジャンプ!この釣行前に観直した「モンゴル大紀行」のイトウがかかりジャンプしたシーンがフラッシュバックする。それらも躱して無事ランディングしたのは体高のある立派なサクラマス。

 

写真3

hondaeyec45

 

今年の目標としていた「このタックルで何か釣る!!」が幸運にも解禁日、それもサクラマスで達成することが出来た。まだシーズンは始まったばかり。今年はこの組あわせでどれだけ結果を出せるか。ロッド譲っていただいたS田さんと憧れだった開高さんに感謝しつつ、今からのシーズンがとても楽しみだ。

 

写真5

 

【タックルデータ】

ロッド:フェンウィックGFS91C
リール:アンバサダー5000C
ルアー:ライトニングウォブラー14g(213 クロレッドハハハ/シルバー)

 

トラウトスタッフ 本多

 


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