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Trout Fishing社員ブログ 真夏の多摩川釣行

2022.01.28

真夏の多摩川釣行

随分長い間こちらのブログをサボっていた気がする。まあ、様々な理由で釣りに行けていなかったというのもあるが、こうして筆を執るのが億劫になっていなかったと言えばウソになる。せっかくなので渓流解禁までの間に、印象に残った昨年の釣行をいくつか振り返っていこうと思う。

 

今回の釣行の時期は8月の暑い盛り。ちょうどオリンピック期間中だったと思う。オリンピックと言えばスポーツの一大祭典だが、あまり興味を持てない私には普段の夏と変わらない日々が続いた。その期間と言えば県外移動での釣行を自粛していた期間ということもあり、数週間は釣りに行ってなかったと記憶している。

 

シーズン中は毎週釣りに出かける生活を続けていた私にとって、この2年の自粛生活はいささか窮屈に感じる部分もあったのだが、とうとうおとなしくしていられない日がやってきてしまった。

 

「釣りに行きたい!」

 

その気持ちがピークに達した私は県外移動をしないで釣りをするべく、地元を流れる多摩川へ行くことに決めた。とはいえ地元河川ということもあって力んだ感じは一切なく、昼食を済ませてから自宅を出て現場へと向かった。

 

1

 

到着すると川の周りがうっすらと靄で白くなっていた。外気温と水温のギャップの大きさがうかがえる。久しぶりに握ったロッドの先にラクス60Sを結び、深みに投じていく。流れのゆったりしたところからは反応がなく、白泡の立っている深瀬をいくつかチェックしたところで激しいアタリが手元に伝わった。グイグイとドラグを出しながら深瀬を降っていく魚を追いかけていくと瀬尻で止まってくれた。そこからはロッドを曲げこんで魚が疲れるのを待ってネットイン。

 

2

 

手に乗る重さが嬉しい多摩川イワナ。ちょっと大きめのネットを持ってきたおかげでサッとランディングできてよかった。ネットインと同時にフックが外れたので、まごまごしていたらと思うと…。タックルは自身が一番使い慣れている組み合わせだったので、久しぶりの釣りにも関わらず慌てることもなく対処できた。

 

3

 

暑い中あまり長く撮影に付き合ってもらっても悪いので、手早くリリース。久しぶりの釣りであの魚が釣れればもう満足だ。とはいえ、早上がりするのももったいないので退渓点までは進むことに。早々に釣れたからか川岸の住人にも目を向けるほど気持ちにも余裕があった。

 

4

 

そのあとは小さいながらも綺麗なヤマメが数匹釣れてくれた。早くも色が出てきている様子を見ると、しばらく釣り場から遠ざかっていた間に自然の中の季節は移り変わっているなぁと実感させられたのを覚えている。自宅から電車に乗ってコンクリートジャングルへ向かう日々を繰り返すだけでは決して気づけない事象だったであろう。

 

5

 

魚のサイズはともかく1匹1匹がいつもよりも嬉しく、パーマークの形やヒレの着色具合などに一喜一憂した。少しの間現場から離れてしまったからこそ気づかされたようにその時は思った。

 

6

 

ちょうど谷に陽が落ちなくなるころに退渓点へとたどり着いた。「短い時間でしっかりと自然から元気をもらった。今日はもう充分」そんなちょっとセンチな気持ちを覚えながら帰路へと着いた。

 

7

 

 

【タックル】

ロッド:エンハンサーカタリストEHCT59ML-2
ライン:PE0.6号×フロロ5lb
ルアー:ラクス60S

 

スタッフ田崎

 


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