Trout Fishing記事 | ティムコ

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Trout Fishing社員ブログ 増水の奥多摩

2022.02.14

増水の奥多摩

昨年の夏は増水状態が長く続いた河川が多かったように感じる。私の地元である奥多摩方面も例外ではなく、増水状態なことが多かった。そんな夏のある日、早朝から奥多摩方面にある川へと向かった。地元ながら数年ぶりに訪れる久しぶりの場所だったので、川に降りる時もドキドキしていた。

 

いざ流れを目の前にするとなかなか増水しているのが伺えた。どこも流心はダーッと流れておりルアーを泳がせるのが難しいので、足元や対岸の流れのゆったりした小さなスポットへとテスト中だったラウド45Sを投じていく。レスポンスの良さを活かして、狭いスポットで細かく誘いをかけると一瞬ルアーを見に来た黒い影が見えた。再びそのスポットへとルアーをアプローチし、多少沈めてからシェイキングを加えると早速魚信が手元に伝わった。

 

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開始5分で出会えた奥多摩のイワナ。まだ薄暗い谷の中ピンクとオレンジを混ぜたような斑点と、美しい目の上の翡翠色が目についた。

 

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そのあとも同じようなスポットをこまめに撃っていくと小さいながらも次々と魚が飛び出してきてくれた。

 

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少し進むと増水のため遡行ができなくなってしまったので、ポイントを小移動。しかしどこの駐車スポットも車が止まっており、この川の盛況ぶりがうかがえた。空いているポイントが無いため、先行者の後追いになるのを覚悟で入渓してみる。

 

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水の色は抜群なのだが、この増水具合だ。遡行に気を付けながら小場所までルアーをこまめに通していく。手前の流れからは反応がないが、対岸沿いではたまにチェイスがある。先行者の釣り残しだろうか。

 

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そんな中こんないいコンディションのイワナも顔を出してくれた。増水である程度活性が高いのと、短距離でもじっくり誘いやすいラウド45Sの強みがマッチしているおかげか、後追いながらぽつぽつとバイトがある。新しい足跡がある割には反応があるので、先行者はきっとルアー以外の釣り方なのだろうと思いながら進むと、対岸にある深い溜まりに遭遇した。魚はストックしているはずだからアプローチの仕方次第で必ずヒットするはず。

 

そう思った1投目。すごい勢いでルアーに向かってきた影がいたのだが、あと少しというところでUターン。見切られてしまったものの、あの魚はまだ食うという確信が不思議とあった。アクションのテンポやカウントダウンの秒数を少しずつ変えていき、10投以上した頃。先の魚が突然浮上してきて、すごい勢いでルアーをひったくった。

 

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この日一番のヤマメ。ヌメッとした質感の肌に、黒っぽい色と無斑系と特徴がたくさんある1匹だった。粘り勝ちと言いたいが、これだけのキャスト回数を重ねた先にバイトがあったのが不思議に感じる。

 

そのあとこんなパーマークのヤマメが釣れた。

 

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この魚の写真を撮っていると上流側に先行者の釣り人の姿が見えた。エサ釣りの方で、川から上がる前に挨拶をすると、やはりこの増水で苦労していたようだ。たまたまこの日の状況に、テスト最中のラウド45Sが思惑通りハマってくれたおかげでいい釣りができた。ルアーの完成も近づいてきたと感じさせてくれる釣行であった。

 

【タックルデータ】

ロッド:プロトロッド5フィート2インチ
ライン:PE0.6号×フロロ5lb
ルアー:ラウド45S

 

スタッフ田崎

 


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