天気予報は雨である。何度か確認してもたいして予報は変わらない。ここ数年、この日にテストとか久々に釣りに行こうと予定を入れると雨が多い。それはもうピンポイントで雨。状況的に雨が降ったほうが良い時が多いのだが、雨上がりで増水からの下げを狙いたい。
しかし、そんな良い状況には中々会えないここ数年。本当に「昨日まで釣れていた」「やはり次の日に釣れました」と言われることが多い。おかげで自分が「何日にはいりますね~」と連絡すると、その前後が「本多チャンス」とまで言われてしまう。そして釣れる・・・
今回も「増水したらピンポイントで狙える場所あるから釣れますよ~」と言ってくれるがテンションは上がらない。びしょ濡れの状態で頑張って釣れないとダメージでかいじゃないですか。あまり気は進まないのだが、今回の出張にチョイチョイと差し込んだテストでは小ぶりなイワナだけだったので、心を奮い立たせてチャレンジすることにした。
当日の朝はやはり雨。半端な増水ではダメと言う事なので丁度良いようだ。案内してもらい川を見るとダバダバとした流れになっている。当然濁りも入っている。
「ここの反転流にたまるので、ここから狙って~」と至れり尽くせりのガイドで釣りをスタート。ラクス60Sからキャスト。テンションがまだ上がらないせいか、ただのヘボか妙にバックラッシュする。ラインを直して、流れてしまったラクスを引っ張ると手前でギランとしたと同時にブルンと良い手ごたえ!しかし見事に手応えだけで終了。思わず膝に手を当ててしょんぼりしてしまう。
「まだ居ますよ~」と励まされ位置を変えて再びチャレンジ。やはりバックラッシュが多い。良く見るとなんと#3ガイドと言う半端な所にラインが通っていない!「ここか~っ!」と通し直してキャストをすると、ブルブルと物凄く控えめな手応え。合わせを入れると思いの外ロッドが入る「あっ、来たかも」と寄せると丸っとしたイワナが来てくれた。
ガイドしてもらいチャンスを貰いながら何時も「不甲斐なくてすいません・・・」で終了していたが今回は大丈夫でした。
次のポイントではバイトが有ったものの乗らずに終了。その後はどんどん濁りが強くなりウグイさんを追加してストップフィッシングとなった。
やはり地元で通っている人の言う事を聞くのは、改めて正解だと感じた釣行だった。ちなみに「本多チャンス」は継続しているようで、次の日、その次の日も本流ヤマメの釣果写真が来ました・・・
スタッフ本多