Trout Fishing記事 | ティムコ

木部 龍夫

2017.07.14

ギリギリ利根マス

例年よりも水量の多かった利根川も7月中旬にもなると減水と共に、気温、水温も上昇し必然的に釣果状況は困難になってきた。6月中旬あたりから阪東地区でも「今年の利根マスのサイズは例年より一回り大きい」と情報も入って来るのだが、今シーズン「利根マス」呼べるサイズをキャッチしておらず、焦る気持ちばかりが募っていた・・・。

 

減水すれば当然ポイントは絞られてくるので、好ポイントには早朝から餌師、ルアーマンと釣り人は多い。そんな状況の中、チャンスは水温の低い朝一しか無いと判断し、入川経路の判り難いポイントに想いを託す。シュマリ80FSをラインに結び一投目、トゥイッチした瞬間にテンションが抜けた・・・「あれっ!?」ミノーとラインの結束部のラインブレイクである。朝一から自分の初歩的なミスに「今日もダメか!?・・・」と焦りが増す。ルアーをシュマリMD67Fに結び直し、数投したがバイトなし…。

 

「ポイントの選択ミスか!?・・・」と思い更に焦りが増す。次のポイントに移動しての2投目・・・川底にかすかに見える岩の上でミノーをターンさせたその時!「グングン」とヤマメ独特の首を振る確かな手ごたえがロッドに伝わって来た。エンハンサーカスタムEHC-HS72のロッドにトルクがあるため、意外とすんなりと魚は上がって来る。ネットに魚体を収めると銀鱗の鱗が剥がれる。

 

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「やった~!利根マスだ・・・」測長するとジャスト40cm…。

 

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利根マスと呼ぶにはギリギリのサイズだが今シーズン初の利根マスだけに素直に嬉しかった。数枚写真を撮影後、「来年は別の仲間をたくさん連れて戻ってそ来てくれよ・・・御願いします。」と願いながらリリースし、今年も利根マスの顔を拝めた事に安堵した。

 

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