いよいよ今シーズンも待ちに待った解禁となった。自分の開幕戦(!?)は、毎年地元の多摩川の解禁からと決まっている。解禁日当日は釣り人も多いので、釣果よりも、十数年もの釣仲間とワイワイ談笑しながら楽しく釣りするのが主目的なので、言わばお祭りみたいなものである。
とは言っても解禁初日で「タコ」だけは避けたい。「とりあえず1匹だけでも・・・」の気持ちは解禁日も同様である。定刻になったので、ラインに結んだシュマリ44Fをキャストすると、幸先良く一投目からヤマメが釣れた。
「今年は良い年になるかな!?」そんな気持ちを抱かせながら、空スペースを見つけては瀬に着いているトラウトをキャッチして行った。解禁直後は淵にトラウトが多く入っているのも解っているのだが、釣り人も多いのでトラブルを回避するためにも解禁日は釣るスペースのある瀬に着いているトラウトを狙っている。
瀬に着いているトラウトといっても放流直後はあまり追い食いしない。ダウンストリームにポジションをとり、トラウトの付いているポイントの目の前にミノーを送り込みステイさせてトゥイッチをかける手法が有効となる。そんな時、浮力のあるシュマリ44Fは、食べごろサイズでキビキビとしたアクションでトラウトの食欲を上げてくれる。
釣友はキャッチしたトラウト全てシュマリ44Fをキャッチしたと話していた。放流物なので魚体が決して綺麗とは言えないのも事実だが、漁協が行ってくれる放流の努力のおかげで、トラウトがやがて綺麗な魚体となり、再びアングラーを楽しませてくれる事に感謝しなければいけないと感じる釣行となった。