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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ 川口慶 「中国地方も本格的に渓流解禁」

2015.04.16

川口慶 「中国地方も本格的に渓流解禁」

中国地方も4月を迎え、本格的に渓流解禁となりました。

 

私は、3月の解禁から山陰河川にてサクラマスを追いかけ続け、この日も夜明けより竿を振っておりました。しかしながら、前日に降った雨で強い濁りが入っており、こういう状況では…と昼過ぎに見切りをつけ、ランドロックサツキマスを狙いに、雨の影響の少ないレイクへと車を走らせました。

 

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到着すると、予想通りバックウォーターからの濁りの影響はなく、風による波の影響で岸際の土砂が巻き上げられ、足元が濁っている程度。1ヶ所目でしばらく足元のブレイクを中心に、ディープから表層までルアーローテーションをしながら竿を振り続けていましたが、何もない時間が続き、来る途中に気になっていた岬に気分転換も兼ねて移動。藪を掻き分け、たどり着いたその岬は、右側にシャローが広がり、足元から沖へ向かって急なブレイクが続いている場所でした。

 

ブレイクに沿って移動する魚を、遠く沖の方から広く探りたかったので、ここでメインルアーを、飛行姿勢も良くリトリーブも低速から高速まで対応できるディスタンスヴィクセン28gゴールデンバックシルバーにチェンジ。ベイトとなるワカサギは6cmぐらいと小さかったのですが、90mmでも細身のシルエットのこのルアーなら大丈夫なのではと思い、重いルアーも軽い力で遠くに飛ばすことのできるエンハンサーアグレッシブプラッガーHS96で向かい風にフルキャスト。

 

しばらくして風向きが変わり、足元の濁りが沖に少しずつ広がり始め、ブレイク沿いをディープからリトリーブしてきたルアーが濁りに差し掛かった瞬間にガツン。ネットに収まったのは、シルバーの魚体が非常に美しい40cmのランドロックサツキマス。

 

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沖に頭を向け手をそっと離すとスッと泳ぎ出す。勢い良く戻っていく姿を見送りリリース完了。このタックルセッティングであればベストシーズンはもちろん、水温の高くなる夏でも沖のディープも絡めて広範囲に狙え、大雨による増水で河川に立てなくなってもレイクに切り替えて、良い魚との出逢いの確率を上げることが出来ると思います。

 

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