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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ 川口慶 「本流の太アマゴ」

2015.05.27

川口慶 「本流の太アマゴ」

サツキマスが本格的に遡上してくるこの時期、広島県太田川の本流アマゴも良い時期を迎えます。この川は、支流にしか放流が行われておらず、そこから本流に出て来た魚がターゲットになります。その為数は少ないですが、たくましい本流育ちの魚に出逢うことができます。

 

Amago01

 

この日は、日が昇り水温が上がって来るタイミングに合わせて川へ。未だ昨年の豪雨災害の爪痕が数多く見受けられ、川の形状も先シーズンとは変わっているので、通い慣れた川といっても、いつも以上に安全に注意しての釣行。まだ少し早いかなと思いつつも瀬を打ちながら釣り下りましたが、やはりチェイスもない感じで、ここから瀬尻の流れの効いた深み狙いに変更。一ヶ所目を外し、次のポイントへ。

 

Amago02

 

何種類かのミノーをアクションとレンジを変えて通しましたが、何も反応もなく、ここで水押しの強さを見て、ライトニングウォブラー・ハンマードゴールドブルー10gに変更。手持ちのスプーンの中でも、ナチュラルに流しても途切れることなくアクションしてくれ、ターン時に浮き上がりにくいのでこのスプーンを選択しました。アップクロスで流れに入れ込み、ロッドポジションとラインに気を配り、魚が付いていそうな岩盤の変化を狙うと、やはりそこから良い反応が返ってきました!

 

グングンと良い引きを魅せてくれ、ネットに収まったのは、お腹がパンパンの立派な尺越えアマゴ!

 

Amago03

 

撮影中もなかなか寝かすことができないほどのボディ厚!太く美しい魚体に浮き上がるパーマーク、それと共にある、控えめに散りばめられた小さな朱点。このような綺麗な魚を眺めていると、この釣りをやっていて良かったなと心から思えます。

 

Amago04

Amago05

 

これからもこの川で命を繋いでいって欲しい。そんな思いで、元居た流れにそっとリリース。この魚と出逢いをきっかけに、スプーンの出番が増えてきました。状況や攻め方によってスプーンを使い分けていく中で、今後も良い出逢いを運んでくれると思います。

 

 

 


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