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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ 川口慶 「梅雨の渓サツキ」

2015.07.22

川口慶 「梅雨の渓サツキ」

梅雨の晴れ間に、この時期良い魚の狙える渓流へ行ってきました。前日の雨と曇天による朝の冷え込みが厳しかったので、日が差し始め気温の上がり始めるタイミングを見計らって、この日は昼からの釣行。現地に着くと水量、気温、水温、光量共に丁度良い感じで、最初から本命ポイントへ。

 

Kawaguchi-001

 

軽い濁りも入り、水中が少し暗い感じであったので、ふんわりとしたフラッシングのシュマリ50S HIRO-SPアユを選択し、緊張の一投目。アップにキャストし、落ち込みから入れ込みトゥイッチしていると、ギラン、ギランとチェイスしてくる大きな影が!惜しくも手前でUターンし流れに戻って行ってしまい、2度目のチャンスはないかとカラーやコースを変えたりレンジやサイズを変えたりと様々なルアーを通しましたが反応は皆無でした。

 

リーダーを結び直したりしてしばらく場所を休ませ、プレッシャーを掛けすぎたのでルアーも平打ち系より反射面積の少ないストレート系の、最初に反応のあったシュマリ50S HIRO-SPアユに戻し仕切り直し。付き場も変わっているであろうと予想し、慎重にルアーを入れ込み始める流れを選択しキャスト。落ち込みの脇から良い感じに食い波に入り、軽くトゥイッチを入れた瞬間、水中に大きな閃光が走り、リーリングは止まりティップが絞り込まれました!

 

水中でラインの先の主は、左右に大きく頭を振りルアーを振り払おうと何度も繰り返すが、パワーもあってしなやかな、エンハンサーアグレッシブプラッガーHS58がその動きに柔軟に追従しそのショックを吸収してくれて、すんなりとネットまで魚を導いてくれました。

 

Kawaguchi-002

 

大きくはみ出つつもネットに収まったのは、余裕で40cmを超える婚姻色の出はじめたサツキマスでした。

 

Kawaguchi-003

 

数年前より存在を知って追いかけていた、この渓流のサツキマスとのようやくの出会いに嬉しさもひとしおでした。しっかり命を繋いでくれることを祈りそっとリリース。数少ないチャンスを、少しの不安も感じさせずモノにさせてくれたタックルに本当に感謝です。

 

 

 


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