Trout Fishing記事 | ティムコ

フィールドインフォ

Trout Fishing  プロスタッフ  フィールドインフォ   川口慶 「真夏の幻」

2018.08.31

川口慶 「真夏の幻」

平成30年7月豪雨による被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。自分の住む地域は、奇跡的に豪雨による災害は起きず、梅雨明けを迎えることが出来、長く続く猛暑の日々へと突入していった。

 

雨が降らなくなってしばらく経ち、連日の猛暑ネタに飽き飽きしてきた頃、少し時間ができたので夕まずめ狙いで午後から渓流へ。時間は15:00をまわっていたが、現地についてもやはり暑さは和らぐことはなく、目星を付けていたエリアに入ると、水量は悪くないものの予想通りの高水温で、ウェットスタイルで入っているのに冷ヤっと感が無い。こうなると自ずと付き場は決まってくるが、魚をバイトに持ち込める範囲はかなりのピンスポットになってくる。

 

この日のメインルアーはシュマリ50S。カラーはグリーンバックが甲虫っぽい058 HIRO-SPシルバー。これを魚が着いているであろう流れとレンジを外さないようにラインスラッグを使い、ナチュラルに流していく。答えは1投目で出たのだが、カメラを向けると魚もランディングネットから出てしまい…今シーズン初の尺アマゴが…ということで気を取り直して先を進むも、良い魚の着けそうな流れもなくエリアを変えることに。

 

k1

 

現地に着き、入水すると気持ちがいいくらいのヒンヤリ感!活性が高い魚が居るかもと進んでいくも魚からの反応はない。ミノーで反応が無いならとライトニングウォブラー3.5gをトゥイッチしながらナチュラルドリフトさせていると岩陰から大きな黒い影が! それほど速く動かしてはいないものの、ルアーの動きが大きいのか、上手くバイトに持ち込むことができず。

 

それならばとシュマリ50Sに戻し、流れの筋を外さないようタイトに動かしながら流すと、ロッドが大きく絞り込まれ、黒くて大きな魚体は岩の下へ潜り込もうとトルクフルな突っ込みを何度も見せた! しかしそこは、粘りのあるエンハンサーEH53LLがロッド全体でしっかりと受け止めてくれ、おとなしくなったところで一気にネットイン!

 

k2

 

ネットに収まったのは予想もしていなかった32cmのゴギ! 滅多に出逢えない貴重なサイズであることは勿論、魚体の太さと尾鰭の大きさが素晴らしい個体!この種の特徴である頭まで入った虫喰い模様もこのサイズになると目を見張る大きさである。

 

k3

 

弱らないよう手早く撮影を終え、そっと流れに戻すと住処としているであろう岩の下へ戻って行った。尺ゴギは幻とも謳われているだけに、これからも長生きして欲しいものである。

 

まだ日暮れまで時間はあったものの、開始直後のショッキングな出来事すら忘れさせてくれた素晴らしい魚との出逢いを果たせ、この日は竿を納めた。”次は何年後に出逢えるかな” そんなことを思いつつ、日の傾き始めた渓を後にし、帰路に着いた。

 

【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーEH53L”Mountain Stream"
ルーア:シュマリ50S #058 HIRO-SPシルバー、ライトニングウォブラー3.5g

 


Like