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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ フィールドモニター門脇赳徳 「ジュラシックワールド 前編」

2019.08.21

フィールドモニター門脇赳徳 「ジュラシックワールド 前編」

暑い暑いとあまり言いたくはないが暑いものは暑い。そんな季節に遡上するちょっと変わった鱒族に逢いに、太平洋側のとある河川へと遠征を組んだ。

 

実は数年前に何度もトライしていたのだがその夢叶わず、姿さえも見たことがなかった。「もはや幻か?」地元のアングラーでさえそんな話をしていたものだから我々遠征組にしたら本当に夢のまた夢のような魚だった。次第に足も遠のき、しばらくその存在さえも忘れて違う釣りに向かっていた。

 

今回は「もしかしたら釣れるかもしれない」と仲間から連絡があり、試しに行ってみることにした。もしかしたら今回は…そう思うとワクワクしてしまい片道5時間の道のりも苦にならずあっという間に川に到着した。

 

まずは下流域からチェック。すると早速いた。結構大きな群れだ。他にも一通りポイントを見て回ったが見つけたのはその群れだけだったため、準備をして川へと下りる。まずはミノーを目の前に落とし込みバシバシッ‼とヒラを打たせる。かなりヘビーなミノーを使っていたのだが、エンハンサーカタリスト59MLのベリー〜バットにかけてのパワーと戻りの早いティップはしっかりとアクションをつけることができる。

 

何度も何度も目の前を通して威嚇系バイトに導く釣りのはずが、わずか2投目で一直線にミノーに突っ込んできて引ったくっていった。凄まじいスピードで下流へ走っていき大ジャンプを見せ、足元の障害物に突っ込んだりとかなりヒヤヒヤするファイトを見せつけてくれた。一人ではランディングが厳しかったため釣友にアシストしてもらって無事ネットイン。

 

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これがカラフトマスという魚なのか…

 

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長年の夢がまたひとつ叶った。かなりフレッシュな個体なのでセッパリはかなり控えめだがそれでも立派なカラフトだ。尻ビレ周りにはかなりの数のシーライスがついていた。桜鱒に1〜2匹程度ついているのは見たことがあったがこんなにたくさんついているのは初めて見た。しかも左右両側に…少し引いてしまった(笑)

 

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そうこうしているうちに同行の友人も無事に1本キャッチ。おいおい、カラフトってこんなに釣れるものなのか?釣れちゃっていいものなんだろうか?まだ魚は見える。しかし先程のようなミノーでのアプローチではかなり反応が薄くなってきた。なにかないかな…とボックスの中を漁ると、もしかしたら役に立つかもしれないと思い入れておいたライオットブレードが目についたので試しにキャスト。ブレードがクルクル回ってゆっくりと引ける。これはいけるかもしれない、そう思い魚の目の前をスローに通過させると何の迷いもなくガツン‼とバイト。

 

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とてもアッサリとバイトを引き出してしまった。ブレードの強いアピール力とスローでもしっかりとレンジキープできるのがとてもよい。

 

その後はライオットブレードにもスレてしまいもうなす術なし。ここまでで2人で3キャッチ。アップも完了したところで、そろそろ上流に向かうことにしよう。セッパリのオスを探して…

 

後編に続く。

 

【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーカタリストEHCT-59ML-2
リール:カーディナル33
ライン:PE0.6号+フロロリーダー10lb.
ルアー:CTライオットブレード 5G #102 HGシャートバックヤマメ (トラウトカラー)

 


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