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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ 水沼智宏 「岩手渓流探検」

2019.08.27

水沼智宏 「岩手渓流探検」

8月中旬。聞こえてくるニュースは連日の猛暑と台風の被害‥毎年この時期に青森の海に向かっていたのだが、今年は予定していた日程が全て台風の影響で中止になってしまった。それならば‥と子供の頃から一度行ってみたいなと思っていた、岩手のとある川に探検に行ってみることにしました。

 

川に到着し、ひとまず車を停めて川を眺めてみる。本を見た当時は小学生‥この川に立ってみたかったんだな‥と思うと感慨もひとしおでした。急遽決めた釣行のため、事前の下調べはなし!商店で遊漁券を購入後、禁漁区を確認し、車に乗って景色や水を見ながら魚を探すことにしました。本流は鮎師で賑わっており、間に入って釣りをしては、鮎釣りの邪魔になってしまうだろうと思い、支流や沢を何箇所か見て回る。

 

本流と同様にどこも渇水で水がかなり少ないようだが、とりあえず良さそうに見える場所にまずは入渓。時期的にはそろそろ魚は上り加減なはず‥と、ある程度の高低差のある場所を選んだつもりなのだが、魚の姿は全く見えない‥さらに上っていくと突如獣臭が漂った…熊避けスプレーを構え、あたりを見回す…しばらく動きを止めていると上流で動く獣を発見。あまり大きくないカモシカだったが、上流方向に向かっていたのと、魚影も確認出来なかったために安全を考え引き返して場所移動。

 

次に別な支流を見つけたのだが、高低差があまりなかったので、しばらく車で上流に登り、高低差が出始めたあたりで車を止めた。ところがこの沢は、先程の支流にはほとんどいなかったアブがかなり出ており、車の窓を開けるだけで数匹のアブが車内に‥車外に出るとあっと言う間に囲まれてしまった‥防虫ネットもこの日は持参しておらず、釣りに集中できそうには無いのでまた場所移動…

 

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次に入った場所はボサ沢。比較的民家も近いが、ある程度の高低差もあり、アブもいない‥入渓は楽だがボサが多くとにかく釣りにくい。でも「魚は残りやすいのでは?」と入ってみることに。沢に降りて、シュマリ50FSを結びキャストすると1投目から5〜6センチの魚が数匹チェイス。ここなら可能性はあるだろうと、しばらく上るとヤマメとイワナの魚影を発見!ヤマメには見切られてしまったが、なんとかイワナは仕留めることができた。

 

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初めての場所で釣れた魚は、探し出せた感があってとても嬉しい1匹。全体的に黒っぽく、尻尾の付け根が太くてよく引いてくれた。リリース後「このタイプのイワナの沢なんだろうな」と釣り登ると次に釣れたイワナはまたちょっと印象の違うイワナ。

 

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少し腹のオレンジが強くなったし白点の大きさも先程のイワナとは違う‥「これは何タイプか居るのかな?」と釣り続けると…

 

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次に釣れたイワナはさらに腹のオレンジが強く、斑点も腹まで入っていた。こういった魚の違いを見つけることも楽しみの一つ。「もしかしたら上流のどこかの沢から降りて来ているのだろうか…」などと色々と妄想しながら釣り登る。ただなかなかヤマメに出会えない…ルアーの違いなのか、レンジなのか、スピードなのか…色々と試しているとようやくヤマメが出てきてくれた。

 

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背中が太くいい引きをしてくれたヤマメ。ようやくこの沢のヤマメにも出会うことができた。なんとなくヤマメの釣り方もわかったので、ここでルアーをイメル50Sにチェンジ。次のポイントで試してみるとやはり思った通りにヤマメが出てきてくれた。

 

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その後、またちょっと違ったイワナを追加してこの日の探検は終了。

 

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この日は、渓流、支流、ボサ沢と全ての場所でエンハンサーカタリストEHCT59ML-2を使用。いつもなら沢では取り回しや、キャストのし易さからショートロッドを選択するのですが、渇水で警戒心の上がった魚にはまず近寄らないことが大前提。キャスト時の腕の動きも最小限にしようと思い、力を入れずにキャストしても飛距離が出て、コントロールのしやすいエンハンサーカタリストEHCT59ML-2を選んだのが正解でした。もちろん取り回しではショートロッドに軍配は上がりますが、いつもの立ち位置から、いつもよりもう一段先のポイントを撃てるのでこれからは沢でもこのロッドを使う機会が増えそうです。

 

探検釣行はハズレを引くこともしばしば。全く魚がいなかったり、ウグイだけの沢にあたることもありますが、今回のように運良く魚を探し出せたり、その川ならではの珍しい魚に出会えたりすることもあります。『いつも川』も良いけれど、全く知らない『ちょっと遠くの川』に出かけてみることもまた新たな刺激になり、自分の釣りの幅が広がるのではないかなと感じました。渓流シーズンもあと1カ月と少しですが、これからは秋の魚のシーズン!色付いた魚を探しにまた東北の渓を探検したいと思います。

 

【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーカタリストEHCT59ML-2
リール:バンキッシュC2000HGS
ライン:PE0.6号
リーダー:フロロ6LB
ルアー:シュマリ50FS 198アユ+、イメル50S 003LHテネシー

 


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