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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ フィールドモニター門脇赳徳 「ジュラシックワールド 後編」

2019.09.10

フィールドモニター門脇赳徳 「ジュラシックワールド 後編」

前編からのつづき。

 

さて、いよいよセッパリの雄を求めて徐々に上流へと向かう。どんどん渓相がよくなり、キャストも難しく厳しいようなポイントばかり出てくる。そんな時でもエンハンサーカタリスト59MLは狙ったピンスポットをズバズバと撃ち抜いていける。ベリー〜バットをグッと曲げ込んでやると楽にライナーキャストができる。このロッドにしてからキャストが楽しくなってしまった。

 

対岸の岩盤際ギリギリにミノーをキャスト。狙ったピンにスパッと決まり、根掛かりするかしないか…しないでくれ…と祈りながらそのままフォールさせしっかりレンジを入れてからアクション開始。すると突然下から突き上げるようなバイト!

 

1

 

婚姻色が出始めた雌だった。ここまで遡上してるんだな、と確認にはなったがやはり雄が釣りたい。同行の友人によると先に雌を釣ってしまうと雄はなかなか口を使わなくなってしまうそうだ。案の定、その淵からはもう二度と反応を得られなかった。

 

その後も目ぼしいポイントを回ったがなかなかカラフトは見えない。時間的にもいよいよ最後のポイントか? 半ば諦め気味な2人だったが川に下りる足取りは軽い。ワクワクしながらそっと川を覗き込む…いた。しかもたくさんいる。こんなにいるのか⁉こんな川の上流で10匹以上は見える! そっと近付きキャスト開始。するとまずは友人にヒット。

 

2

 

立派なセッパリだ! これには二人とも大興奮だ(笑)私もこれが釣りたい…目の前に雄を見つけキャスト。ひたすら目の前を通し、ひたすら通し…ついにヒット!

 

3

 

しかし、後ろにいた雌がヒットした。なんてこった…。まだ目の前にはさっきの雄がいる。ダメ元でキャストし続けると徐々にイラつき始め、次第にルアーを追う距離が長くなり、そしてついにヒット!

 

4

 

これが釣りたかった…これを釣るために何時間もかけて来たのだ。先程友人が獲った魚よりもセッパリは控え目だが、いやいやそれでもカラフトマス。

 

5

 

最高にかっこいい。嬉しい。本当に来てよかった…。感謝してリリース。本当にありがとう。感動のあまり完全に釣り欲がなくなってしまったところで納竿。まだ釣りたいと欲張る友人の首根っこを掴みながら薄暗くなりつつある帰路に着く。

 

遠征はいつも必ず成功するということはない。むしろ釣れないことの方が多いが、こうポンポンと上手くことがたまにあるからやめられない。さて、次はどこで何を狙おうか…地元の山女魚釣りもラストスパートをかけていかなければ…。でもやっぱり晴れたら鮎に行くぞ〜!

 

【タックルデータ】

ロッド:エンハンサーカタリストEHCT-59ML-2
リール:カーディナル33
ライン:PE0.6号+フロロリーダー10lb.
ルアー:イメル50S

 

前回の記事

フィールドモニター門脇赳徳 「ジュラシックワールド 前編」

 


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