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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ 土谷英樹 「この時期頼りになるライトニングウォブラー」

2022.03.29

土谷英樹 「この時期頼りになるライトニングウォブラー」

解禁2週目の3月12日、友人と岐阜県飛騨地方の本流へ向かった。今年は全国的に大雪となっているが、飛騨地方も例外ではなく地元の人も久しぶりの豪雪だと言うくらいの積雪となっていた。当初、解禁1週目の釣行を予定していたが、漁協のホームページやライブカメラ映像を見た際のあまりの雪深さにこれは無理だと判断して1週目はパス。3月後半へと予定をスライドしたのだが、いつもの友人から週末釣りに行かないかとのお誘いを受けた。まだ雪が凄いんじゃないかと訝ったものの、3月末を待たずして当初の予定から1週間遅れの釣行へと出かけた。

 

道路に積雪はなかったが、釣り場に向かう道路脇の積雪は凄い。釣り場に到着して、薄っすらと空が明るくなってくると河原までの雪深さがあらわとなり、その深さに驚いた。解禁から2週間たっているので、雪の上には足跡がいくつかあったが、所々でハマったような深い穴もあいていたため、安全第一でかんじきを履いて河原へ向かう。

 

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まだ雪代は入っていないようで、水の流れも透明度も良い感じで釣れそうな雰囲気はたっぷり感じられる。この日は時期外れの異常な気温上昇の予報が出ていたが、さすがに朝は氷点下の冷え込みとなった。寒さで手がかじかみガイドにラインを通すのにも苦労しながら、はやる気持ちを抑え、この時期には欠かせないライトニングウォブラーで釣りを始めることに。・・・と言いつつ、どの時期でもライトニングウォブラーは自分には欠かせないのだが、そのツッコミはナシで (笑)

 

朝一で水温は低く、解禁2週目でそれなりに攻められているので、そう簡単には反応しないだろうなと思いながら1投目をキャストすると、1投目から魚がウォブラーの後ろをゆっくりと追走してきている。今年初めての魚の姿を見て、少し焦ったがそのままゆっくりリトリーブするも結局足元近くまで食わなかった。そこでウォブラーに多少のアクションを入れるとヒット!しかし、足元近くで食った魚に合わせを入れることができず、あえなくフックアウト。大きい魚ではなかったが、今年初の魚を足元でバラしたのは大いにへこんだ。足元まで寄せる前にアクションを入れれば良かったとか、頭の中でぐるぐる考えながら、始まって10分もたっていないのに、友達に今日はもう終わったと愚痴る。

 

気を取り直して、数投するがその場所からは魚の反応はなかったため、完全な深場狙いに切替えてライトニングウォブラー10gを沈め、川底についていると思われる魚にリフト&フォールのアクションでアピールを繰り返す。すると、暫くしてゴツンっとあたりが!活性が高くないからか鈍いあたりだったが、まあまあの引き。ここはエンハンサーカタリスト84のパワーで一気に寄せて無事にネットイン。ネットに入れた今年最初の魚は、綺麗な尺上イワナだった。

 

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友達もそのすぐ後に虹鱒を釣り上げ、2人して今日は期待できるぞと意気揚々に頑張ったが、その後は全く反応がなく、場所移動することに。場所移動を試みるが、積雪により入るポイントも限られる中、他の釣り人と場所のローテーションを繰り返すような状態で、魚の反応も全くないまま、お昼過ぎになってしまった。

 

予報通り日中は暑いくらいで、気温が上がったことで支流からは雪代も入って川が濁るのがわかるくらいとなり、対岸では雪崩が所々で発生していた。安全第一と雪崩が起きそうな場所には近づかなかったが、今後も雪崩や雪代の増水には気を付けて釣りをしたい。皆さんもどうか無理はせず、安全最優先で釣りを楽しんでください。朝から全くあたりもないまま夕マズメになったが、最後に入ったポイントで虹鱒を1匹追加してこの日の釣りは終了となった。

 

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車窓から上流の流れを見ながら帰路についたが、上流は雪代がガンガンに入って暫くは厳しい川の状況になるだろうなと、このタイミングで誘ってくれた友達に感謝する釣行となった。

 

【タックルデータ】
ロッド:エンハンサーカタリストEHCT84M-2
リール:ステラ C3000HG
ライン:PE1.2号+フロロリーダー10lb.
ルアー:ライトニングウォブラー  CHヤマメORパーマーク 10g、7g

 


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