7月中旬、南飛騨。梅雨の真っ只中、晴れ間を狙ってイワナを狙いに行ってきました。
訪れたのは飛騨川水系のとある支流。源流部で在来イワナを探します。
藪が水面へとせり出した小さな流れ。丁寧にルアーを打ち込み、イワナを誘います。魚の反応は上々。しかし釣れるイワナの背中には白斑が…ペースを上げて進み、先を急ぎます。
ボサの被ったポイントでイワナがライズするのが見えたため、ルアーをTTタイニーシケイダーにチェンジ。流芯脇に浮かべてみると…イワナがゆっくりと浮いてきてルアーをパクっ。
水面に落ちる陸生昆虫を待っていたのでしょうか。背中に白斑はないものの体側には白斑が多く、探している魚とは少し違う様子。とはいえ、目的の一尾にかなり近づいてきたようです。
その先に現れた古い堰堤を越えると、同行者に良型がヒット。白斑のない、まさにこの日探していた魚。私も続こうと意気込むものの、バラしの連続…
何度もチャンスを逃した末、ムックリ52Fでなんとかキャッチ。
そこまで大きくはないですが、ヤマトイワナらしい一尾。よく見てみると、体側の模様に違和感を感じます。
側線を境にパーマークが上下に分かれているように見えます。ここ数年、個性的なイワナを求めて木曽三川流域を釣り歩いてきましたが、こんな魚は初めて。こうした魚との出会いには、どこか宝探しに似た醍醐味を感じます。
そんなこんなでこの日の宝探しは終了。私の木曽三川イワナマップをまた少し埋めることができました。
【タックル】
ロッド:エンハンサー E48L-4
リール:C2000SHG
ライン:ナイロン4lb
ルアー:TTタイニーシケイダー、ムックリ52F