2025年06月06日
春の訪れと共に狙えるビッグトラウト“サクラマス”。
私は毎年数日間、と言っても家庭の都合上1日3時間程度の釣行にはなりますが、必ず狙いに行く夢のターゲットの1つです。
今シーズンも2度、地元宮城のメジャーフィールドで釣りをしましたが、魚の姿も見ず気配もあまり感じられず撃沈…。
そこで、私の仕事の都合上、釣行時間が取りやすい職場近くのランドロックサクラマスにも挑戦していました。
ただ、情報があまりなくどこに立てるかも手探り状態。
1日3〜4時間程ある職場の休憩時間を利用して開拓のつもりであちこち歩き回りましたが、こちらもあまり手応えを感じられぬ間に雪代でダムは満水になり、立てる場所がなくなり終了。
宮城の有名河川も今年は状況があまり良くなかったので、数年ぶりに思い切って秋田のサクラマスにチャレンジしてみるか!と雄物川水系エキスパートの釣友に連絡。
5月半ばの私の休みに合わせて一緒に川を歩いてくれることになりました。
以前にも秋田を訪れた事はあったのですが、その時はサクラマスには会えず。
でも、秋田ならではの景色や仲間と川を歩いた時間、河原での釣り談義は素晴らしく楽しい時間でした。
今回は釣行前日も当日も強い雨の予報。
かなり厳しい状況であるのは釣友から連絡が来ていたので、釣果がどうこうではなく“仲間と一緒に川を歩く事”を一番の楽しみにして、深夜に自宅を出発しました。
場所によってはかなり激しく雨が降る高速道路を走り、待ち合わせ場所に着いたのは午前4時過ぎ。
車を降りると宮城と違ってかなり寒い…。
うっすら見える川の様子は、かなり水量があり濁りも入っているように見え、『釣り出来るかな…』と思いながらひとまず準備をしながら仲間の到着を待つ事にしました。
仲間と釣りをする事が一番の楽しみではあるけれど、ガイドしてくれる仲間に対して失礼のないよう、最も理想的なのは『釣果で返す』というのが私の考えです。
もちろん今回は相手がサクラマスなのでほぼ不可能とも思っていて、仲間の釣りを見て勉強し、そして楽しむ!!という事がこの日の目標でした。
楽しむためには万全の準備を!と、豪雨になる予報の中、雨で釣りに集中できなくなる事は避けたかったのでレインウェアもFoxfire GORE-TEXハイドロマスタージャケットをチョイス。
ルアーもシュマリ95F、110F、MD90F、スウェイズ80FS、ライトニングウォブラー18g等各種をボックスに詰め込み準備。
ロッドは大型のマスに備えてfenwick GFS711SMH-5Jを。
ラインはナイロン12LBにリーダーはフロロ16LBでラインシステムを組み、準備していると程なく仲間が到着。
数年ぶりの再会だったので近況や釣り談義で会話が弾みました。
周囲も少し明るくなったので2人で川を眺めながら地形や着き場所のアドバイスを受けていきます。
水位はいつもよりだいぶ高いらしかったのですが、濁りはまだ大丈夫らしいのでロッドを手に、川へと降りました。
秋田の川らしい分厚い流れになかなか慣れず、最初は思い描いたトレースコースをなかなか通すことが出来なかったのですが、何ヶ所かポイントを変え、タックルにも流れにも徐々に慣れてきたAM7:00過ぎ。
瀬を流していたシュマリ110Fに待望のサクラマスが出てくれました。

ロッドはテスト段階から使っているfenwick GFS711SMH-5J。
ビッグトラウト用マルチピースロッドとして開発されたロッドで、プロトロッドを借り宮城のメジャーリバーで1投目でサクラマスを掛けた、私にとって相性の良いロッドでもあります。
キャストウエイトMax30gで、大河川のPEラインを使ったスプーン大遠投が必要な場所でも振り抜けの良さから重宝する仕上がりになっており、私は今回はナイロンラインでシュマリMD90F、110Fをメインに使用。
使用できるルアーの幅が広い事と、711のレングスなのでバックスペースがあまり無い立ち位置でも振れる事、そしてパワーのあるロッドなので魚を掛けてからも落ち着いてファイトする事ができるのがこのロッドです。

婚姻色も少し出始めたサクラマス。
人生2度目のチャレンジでこの魚を手にする事が出来たのは運もあるが、タックルやウェアが素晴らしく機能してくれた事。
いつも応援やアドバイスをくれる仲間や家族。
そして決して良くない状況下でも釣りができる場所を探し出し、案内してくれた釣友の『ウデ』無くしては語れない魚であると思います。
ロッド:fenwick GFS711SMH-5J“Big Shot”BL
リール:C3000XG
ライン:ナイロン12LB
リーダー:フロロ16LB
ルアー:シュマリ110Fハバネロヘッドシャート
偏光グラス:SightMaster オプティモブラック(イーズグリーン)