野尻湖エリア 宮腰潤 「野尻湖チャプター第2戦 準優勝レポート」

野尻湖エリア 宮腰潤 「野尻湖チャプター第2戦 準優勝レポート」

2025年6月15日(日)、NBC長野チャプター第2戦に参戦してきました。会場となった野尻湖は、梅雨入り直後の雨が降ったり止んだりと目まぐるしいコンディションの中での開催となりました。

アフタースポーン期に差し掛かった野尻湖でしたが、前日のプラクティスで得た情報をもとに挑み、参加人数53名中、準優勝という成績を収めることができました。当日の展開や使用タックル、ヒットパターンなどを詳しくレポートいたします。

まず大会前日のプラクティスですが、アフタースポーン期に入った個体の動きを意識し、水深3〜5mのウィードエリアとハードボトムの境界を中心にチェックを行いました。特に水中島、弁天島周辺、漁協前で反応が良く、ネコリグとノーシンカーを軸に戦略を組み立てました。

迎えた試合当日。前日好調な水中島へ向かうも既に選手が入っていたため、違うポイントを何か所か回るも8時半までノーバイト。早めに見切りをつけて前日も好調の弁天島周りへ移動し、水深約3メートルのウィードと岩が点在するフラットエリアに、ストレートワームのネコリグをキャスト。

ACES-SF60SULJ "Ultra Finesse Special"を使用し、ゆっくりとズル引いていくとウィード、ハードボトムの感触がティップを通して手元に伝わり、いかにも釣れそうな気配。ボトムから離さない様にワームを這わせていくと手元に明確なバイトがあり、スイープに合わせるとかなりの重量感。

・1本目:8時45分、推定1200gキャッチ
・2本目:8時55分、推定1650gキャッチ(この日最大1650gのスーパーキッカー)
・3本目:9時30分、推定1100gキャッチ

久しぶりに短時間でリミットメイク成功となりました。

その後、漁協前に移動し、同様にネコリグで2本追加するも入れ替えならず。

・4本目:10時45分、推定1070gキャッチ
・5本目:11時55分、推定1050gキャッチ

再度、弁天島周辺へ戻り少し浅めで6本目をキャッチし、ここでタイムアップ。

・6本目:12時30分、推定1250gキャッチ(入れ替え)

いよいよ検量の時間。周囲のサイズが思ったほど伸びていなかったため、「もしかしたら優勝に絡めるかもしれない」という期待と緊張が入り混じる瞬間でした。

結果は——3匹で4,103g、準優勝!(自身チャプターでのウエイトレコード)。2022年以来、実に3年ぶりの嬉しい表彰台となりました。

今回の準優勝は、前日のプラクティスで得た情報と、当日の状況判断がうまく噛み合ったことが勝因だったと感じています。そして何より、毎年最高のタックルとウェアをサポートしてくださるティムコ様に、心より感謝申し上げます。次戦ではさらに上を目指して、全力で挑みます!

さて、今回すべての魚をキャッチしたのはネコリグでしたが、この日のキモは「ルアーをボトムから離さずにズル引きすること」でした。普段はACES56SLJを使用していますが、このロッドでは石や岩に当たった際、ルアーが跳ねてしまい、狙った場所でステイさせることが難しいと感じていました。

そこで今回は、ACES-SF60SULJ “Ultra Finesse Special”を選択。PE0.3号+フロロリーダー3lbのセッティングにより、飛距離をしっかり出しつつ、ルアーがボトムから浮き上がらず、狙った場所でステイすることができました。結果として、バイトのタイミングを逃さず、確実にフッキングできる展開となり、全ての魚をキャッチすることができました。

ACES-SF60SULJ "Ultra Finesse Special"は6月以降もネコリグはもちろん、ホバスト、ダウンショットにおすすめの1本となっています。実際に店頭で手に取るとその軽さと繊細さに驚きます。カタログやレビューだけでは伝わらないので、もし釣具店で見かけたら、ぜひティップを軽く揺らしてみてください。

【使用タックル】 ロッド:ティムコ ACES-SF60SULJ "Ultra Finesse Special"
リール:シマノ 2500番スピニング
ライン:PE0.3号+フロロリーダー3lb
ワーム:ストレートワーム(ミミズカラー)
シンカー:0.9g ネイルシンカー
フック:マスバリ(6番)
サングラス:サイトマスター ミセラ マットブラック(スーパーライトグレー)

ACES エイシス スピニングロッド(フェンウィック エイシス ACES61SULJ)

ACES エイシス スピニングロッド

¥60,000(税別)