How to SUMARI series‼ │ その① ~シュマリ各モデルの特徴~

最初のモデルの発売から気づけば20年以上経つシュマリシリーズ。

今なお一線級でサクラマスをはじめとするビッグトラウトを魅了するルアー達だ。2024年現在では5種類のラインナップがあり、今回はそのモデルたちの特徴をレンジ順でご紹介。ルアーの特徴を知ってもらい、ご自身の行かれるフィールドに落とし込んで考えてもらうと、きっと効果的な出番を導き出せるはずだ。

How to SUMARI series‼ その① ~シュマリ各モデルの特徴~

シュマリ110F

Length:110㎜
Weight:10.5g
Type:Floating
Hook:#4
アクション:ロール中心のウォブンロール(8:2=ロール:ウォブリング)
参考最大潜行深度:40㎝

シュマリ110F

シリーズで一番上の層を泳ぐのがこのシュマリ110F。レンジ的には最大40㎝程まで潜行してくれ、安定的に探れるのは20~30㎝のレンジになっている。ストラクチャー際やカケアガリ付近で根がかりをさせないように探る際にはピッタリのレンジ感だ。ブリブリと水押しの強いアクションではなく、ロールが強めのアクションのため、静かにアプローチしたい際にオススメだ。泳ぎの際のふり幅が狭いおかげか、大ぶりな動きのルアーよりもフッキング率も良く感じている。また、アクションのバランスから強い流れを泳ぎ切る遊泳力も兼ね備えている。円柱形のボディのおかげで空気抵抗が少ないので、固定重心ながら抜群の飛距離が稼げるようになっている。合わせて、固定重心のため水中でラトル音を出すことも無く、音を嫌うスレ気味な魚との相性もいいはずだ。

シュマリ110F
シュマリ110F

大河川では荒瀬や早瀬をテンポよく釣っていきたい際にオススメ。また、中禅寺湖や芦ノ湖などをはじめとした、湖でも実勢が高いのがこのシュマリ110F。このボリューム感でラトル音のない固定重心かつ、落ち着いたロール系のアクションのため、止水域の魚にも有効だ。

シュマリ95F

Length:95㎜
Weight:8g
Type:Floating
Hook:#6
アクション:ウォブリング強めのウォブンロール(3:7=ロール:ウォブリング)
参考最大潜行深度:50㎝

シュマリ95F

シュマリ110Fより少し下のレンジを泳ぐショートリップがこのシュマリ95F。俗にいうサブサーフェイスを得意とし、上のレンジを気にしているものの完全に表層まで食いあげるほどの活性はない魚を狙うのにピッタリだ。似たようなレンジを得意とするシュマリ110Fの静かにアプローチできるロールメインのアクションと対角の、ウォブリング強めのウォブンロールなので食い上げを狙った際に魚に早く気づいてもらうこともできる。また、比較的ゆっくりな速度でもアクションをしてくれるミノーでもあるので、速度を落としたスイング系のアプローチにも適している。

シュマリ95F
シュマリ95F

大河川では荒瀬や早瀬をじっくり釣っていきたい際にオススメ。また、シュマリ110F同様に、中禅寺湖や芦ノ湖などをはじめとした、湖でも実勢が高い。細身なシルエットとラトル音のない固定重心が止水域の魚にも有効だ。

シュマリMR88F

Length:88㎜
Weight:10g
Type:Floating
Hook:#6
アクション:規則正しいウォブンロール(5:5=ロール:ウォブリング)
参考最大潜行深度:100㎝

シュマリMR88F

規則正しいウォブンロールで、低速でも泳ぎが破綻しないのが特徴のシュマリMR88F。河川では主にヒラキやトロ場の中層を攻略する際は、特に使っていただきたいモデル。クロスからダウンクロスにキャストして、ゆっくりと大ぶりな軌道のスイングで泳がせるのがオススメだ。スローに泳がせられる水噛みの良さを備えているかわりに、流れの強い場所ではコントロールが難しい場合もあるので、注意していただきたい。また、飛距離がシリーズ中で最も稼げるのがこのMR88Fなので、とにかく飛距離を稼ぎたい場面でチョイスしていただくのもアリだと思う。

シュマリMR88F
シュマリMR88F

本州のサクラマスではシーズン後半の渇水期に流れが乏しくなった際は、わずかな流れの強弱でアクションをしてくれるのでかなり効果的。

シュマリMD90F

Length:90㎜
Weight:10g
Type:Floating
Hook:#6
アクション:ウォブリング強めのウォブンロール(2.5:7.5=ロール:ウォブリング) 参考最大潜行深度:150㎝

シュマリMD90F

シリーズ中、一番人気のミディアムダイバー。俗にいうMDというジャンルの中では、通常のMDより少し下のレンジまで到達するのが大きな特徴となっているモデル。通常のMDよりは下、ディープよりは上という絶妙なレンジ感が、本州のサクラマス攻略には欠かせない。

シュマリMD90F
シュマリMD90F

早瀬・深瀬からヒラキやトロ場などポイントの性質を選ばず、早期から後期まで出番がないシチュエーションの方が少ないくらいの高い汎用性があるモデル。MDながら強い流れへの耐性も秀逸で、激流で名の知られる黒部川ではロコアングラー達が多用することでも知られている。水噛みがいいので低速でも泳ぐのに、速い流れも泳ぎ切るバランスの良さを持ち合わせる夢のようなモデルなので、困ったら投げるというのもできるので心強いルアーだ。

シュマリ90Deep

Length:90㎜
Weight:11g
Type:Floating
Hook:#6
アクション:ウォブリング中心のウォブンロール(2:8=ロール:ウォブリング)
参考最大潜行深度:200㎝

シュマリ90Deep

シリーズ中最も深いレンジまで到達するのがシュマリ90Deep。ディープダイバーでは定番の水深のあるトロ場はもちろんのこと、テトラ側から釣りをする際などの足元が深い場所を狙うのにピッタリのモデル。深場を安定して探る以外にも、ピンスポットで急潜行させてヒットに持ち込みたい際にもオススメだ。昨今のサクラマスシーンでは、MDが多用されることもあり、もう一枚下のレンジが竿抜けになっていることも多いので、先行者の後の釣りになった際に選んでいただくのもいい。

シュマリ90Deep
シュマリ90Deep

ターンの際にバランスを崩さないことを開発時のテーマの1つだったミノーので、急な加速などにも耐えられるバランスの良さがあるのも武器のひとつだ。また、雪代期に現れる雪代イワナを狙う際にもオススメで、増水中の河川でレンジの上下が少ないイワナを狙う際に、深いレンジをキープしながらアプローチできる。

How to SUMARI series‼ その① ~シュマリ各モデルの特徴~
How to SUMARI series‼ その① ~シュマリ各モデルの特徴~

ここまで5種類のシュマリについて、アングラー側の目線に立って、HPの製品説明より一歩踏み込んだ内容を紹介させてもらった。「このポイントで使えそうだな!」と思ったそこのあなた。シーズンになったらボックスの底で眠るシュマリを信じて投げてあげて欲しい。

How to SUMARI series‼ その① ~シュマリ各モデルの特徴~

これからサクラマスや大本流釣りをしようと思っているあなた。この特徴紹介を見ながら、行く予定のフィールドにマッチするシュマリを選んで欲しい。20年以上の長きにわたって愛されるだけの理由を、きっと感じてもらえることだろう。

Sumari早見表

シュマリ ミディアムランナー88F(シュマリMR88F 060MHアユ)

シュマリ ミディアムランナー88F

¥2,000(税別)

シュマリ ミディアムディープ90F(シュマリMD90F-060 MHアユ)

シュマリ ミディアムディープ90F

¥1,900(税別)

イベント&オンラインストア限定販売 シュマリ MD90F MHトリッキーゴールド

イベント&オンラインストア限定販売 シュマリ MD90F MHトリッキーゴールド

¥1,900(税別)

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シュマリ ディープ90F(シュマリ90Dアグレッシブプラッギン060 MHアユ)

シュマリ ディープ90F

¥2,000(税別)

シュマリ 95F(シュマリ95F アグレッシブプラッギン060 MHアユ)

シュマリ 95F

¥2,000(税別)

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シュマリ 110F(シュマリ110F 060 MHアユ)

シュマリ 110F

¥2,000(税別)