マダニに咬まれて大変なのは、痛みよりもむしろ、日本紅斑熱やライム病、「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」などの感染症を引き起こす可能性があること。咬まれないために準備しておくことが重要です。
出典元:「アース製薬『害虫駆除なんでも事典』」
◆SFTS(重症熱性血小板減少症候群 )
近年報告が相次いでいるのがSFTS。
かつては西日本を中心に報告されていましたが、北日本でも確認されるなど、分布は拡大傾向です。2025年8月20日現在で感染者は過去最多ペースとなっています。
潜伏期間:6日〜2週間
症状:38度以上の高熱、嘔吐、下痢、食欲不振、倦怠感、リンパ節のはれ、出血症状なども
致死率:6〜30%
ダニ類の多くは、長時間(10日間以上のこともある)吸血します。吸血中のマダニを無理に取り除こうとせず、速やかに医療機関を受診しましょう。