2026.04.08トラウトスタッフ 畠野赳「早春の遠征」

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トラウトスタッフ 畠野赳「早春の遠征」

2026.04.08 畠野 赳
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トラウトスタッフ 畠野赳「早春の遠征」

福島のフィールドスタッフ畠野です。
今回は珍しく県外へ遠征に行った際のことを書かせていただきます。

今回の遠征先は、北東北は岩手県。同じ東北地方であるも、人生で4回しか踏み入れたことがない県である。スケジュールとしては、3月2日は移動日。3月3日から5日まで釣り。3月6日は予備日といった感じで遠征に挑んだ。

なぜ遥々遠い岩手県なのかというと、岩手県の有名トラウトアングラー及川力くん(以下リキくん)と釣りに行こうとなったからだ。リキくんはFoxfireとサイトマスターのフィールドスタッフであり、自分と同い年だ。一緒に釣りに行ったのは今回が2回目で、前回は福島県に遊びに来てもらったが良い魚を釣らせることができず、それが今でも心残りだ…。 笑

リキくんの家に到着し、晩酌をしながら話をしていると、どうやら例年に比べ岩手県は全体的に釣れていないらしい。リキくん自身、解禁日に45cmのイワナ釣って以降、何も釣れていないというのだからびっくりだ。果たして自分はこの3日間で魚の姿を見ることができるのかと少し不安になりながら酒に溺れこの日は就寝する。

【3月3日】
この日は何箇所か河川を見回るといいリキくんの車に乗ってドライブ。知らない土地で知らない道を走るのは非常にワクワクする。

バカ話や真面目に釣りの話をしながら1時間ほど車を走らせると最初の河川へ。短区間の中に2つのポイントがあるということで釣り上がっていく。1つ目のポイントは魚の反応得られず、2つ目のポイントへ。

水温は測っていないが、とりあえず冷たい。間違いなく3℃は下回っていただろう。5投ほどするも反応せずリキくんと交代。リキくんが投げボトムをしっかり探っていると20cmほどの魚影が。「お、いた!」と二人で興奮していると、見切ってしまったのか反応しなくなった。

普段なら諦めてしまう場面だが、魚の姿を見てしまったということもあり、どうしても諦めきれずルアーチェンジをしながら少し間を空ける。ルアーチェンジといってもカラーチェンジだ。フラッシングを抑えるためイメル50SのLHテネシーからMHクロヤマメへ変更。それが功を奏したのかまたチェイスが見えた。
そこから3投ほどすると急に引ったくる様にヒット!23cm程度だったが、錆びが残った綺麗な越冬ヤマメをキャッチ。

フィールドの様子

2つのポイントが終わり、河川を変更し釣りを再開。こちらの河川はなかなか渋い。反応がないためテンポ良く歩いていると、護岸がえぐれておりなんとも怪しい場所が。そこでリキくんが30cm後半はあろうイワナをかけるも痛恨のバラシ!

フィールドの様子

魚がいることは確認できたためその後もどんどん進んでいくと、それなりに深みのある流れを発見。そこには魚の群れが確認でき、先にそのポイントをやらせてもらうことに。 すると先に釣ったヤマメと同じくらいのサイズの綺麗な越冬ヤマメをキャッチ。

フィールドの様子

自分が写真を撮っている間に、リキくんも20cm後半のイワナをキャッチし、やっと魚が出てきたなと思ったが、そのポイントを最後に魚の姿がなくなってしまったため河川を大きく移動する。

次の河川は雪渓。氷柱や川のしぶきによってできた氷がとても綺麗だ。

フィールドの様子
フィールドの様子

結構雪が残っているが、入渓するとすぐに魚の反応が!しかしまだまだ低水温、低活性。ボトムをゆっくり叩く様なアクションでやっと口を使ってくれるような感じだ。それに加え、25cmを超える魚でないとまだ動き出しておらず、それよりも小さい魚はまだ岩の隙間や落ち葉溜まりの中で寝ているようだ。

そんなこんな考察していると今シーズン初のイワナをキャッチ。エゾイワナらしい白斑点の大きな個体だ。

フィールドの様子

その後は調子良くコンスタントに2人でイワナをキャッチしていき、ちょっとした落ち込みに差し掛かる。先にリキくんがその場所で釣り上げ、自分も試してみたがちょっと反応するものの口は使ってくれない。リキくんに交代し、ボトムをネチネチ誘っていると竿が大きく曲がる。ファイト中、落ち枝に巻かれフックアウトしそうだったがなんとかランディングネットに収まる。「長いな!測ってみよう!」とサイズを計測すると30cm!
ついに今シーズン初の尺イワナを拝むことができた。

フィールドの様子

顔は大きいがまだまだ痩せており、厳しい冬を乗り越えた感満載の威厳ある顔つきのいいイワナだった。

自分も釣りたいなーなんて思いながら、リキくんが写真を撮っている間に落ち込みの上に行ってみる。「うん。すごくいい雰囲気。」なんてつぶやきながら先ほどの落ち込みで使用していたナビア50FSをそのままキャストしボトムをちょんちょんしていると岩陰から大きな魚影が出てきてそのままバイト。

久しぶりの大物をランディングネットに納めホッとしていると、リキくんが追いついてきて「そいつも長くね!?」とサイズを計測すると、こちらも30cmを超えていた。このイワナはなかなか肥えており、なんとなくもっと大きくみえるがジャスト30cm。

フィールドの様子

遠征初日にして尺上を釣ることができてとりあえず一安心。その後も20cm後半のイワナを何匹か釣り、調子良く釣り上がっていくと川の分岐点へ。その分岐点から先は全く魚の反応がなくなり、時間も時間だったためこの日は終了となった。

【3月4日】
日付が変わって釣行2日目。この日は昨日と打って変わって天候は雪。この日もリキくんの車でドライブから始まり最初のポイントへ。
護岸がえぐれ、いかにも大物が居付きそうなポイントだ。しかもこのポイントは以前40cmオーバーのイワナを釣った実績あるポイントのようだ。

水深は50cmほどで、流れもキツくないため今春発売したモルフ50SSを結び、ワクワクしながらキャスト。護岸際に10投ほどするも反応なし。留守中かな?と思いつつ、なんの気なしに流心に投げてみると護岸のえぐれから元気満々にでてきてそのままルアーをひったくっていく。イワナと聞いていたがランディングネットの中を見てみると20cm後半はありそうな雄ヤマメが収まっていた。さっきまで出てこなかったのか不思議だが、ヤマメなりの捕食パターンが決まっていたのだろう。

サイズを測ってみると27cmと尺には届かなかったが、錆と朱色が鮮明に残った綺麗な雄ヤマメであった。

フィールドの様子

その後は反応なく、次の河川へ移動。

次は、40cmオーバーのイワナが出るという河川へ。しかし、その川を見てみると、とんでもない量の砂で埋まっていた。入渓点時点で既に砂だらけだったが、念のため川をあがっていくと、案の定全てのポイントが砂で埋まっていた。もちろん、魚影は全くない。原因を探ると、どうやらダムの排砂を行ったようだ。いい釣り場が減り落胆しているリキくんの姿をみると少し心苦しかったが、気持ちを切り替え次の河川へ。

次の河川は道路沿いにあったのだが、川がある雰囲気は全くしなかった。実際に川に降りてみるとそれなりに水量があり、魚が着きそうなポイントが点在している感じだった。しかし、ポイントポイントでルアーを流してみるも反応は無く最終ポイントへ。

リキくんが数投すると、なにやら黒い影が。「今のデカかった!」なんて会話をしながらそこからまた数投。グググっと竿が曲がった。尺超え間違いなしの真っ黒いイワナが護岸のえぐれから引きずり出されてきた。
しかし、リキくんのランディングネットがなかなか出てこず、自分が掬ってあげてネットイン。笑
黒々とした越冬尺イワナ。太さもありかっこいい顔だった。

フィールドの様子

ちなみにリキくんがこの時使っていたロッドはエンハンサーEH51SML-2 TW。他のエンハンサーシリーズに比べ若干パリッとしたロッドだが、ロッド全体が大きく曲がったときは見ているこっちまで興奮した。

その後は、チェイスすらなくこの日は終了。とりあえず2人ともいい魚が出せたので満足だった。

【3月5日】
この日は4日の夕方から合流した初めましての御二方を交えた計4人での釣行。普段、単独釣行の多い自分にとっては大所帯と感じる釣行となった。3人での釣行は過去に何度かしたことがあったが、正直なところ4人というのは初めだった。

秘密の河川に連れて行ってくれるということで、ワクワクドキドキ。1箇所目の河川に着き、釣行開始となったが最初のうちは魚影が薄かった。しかし、先に進むにつれてだんだんと魚影が濃くなっていき、最初の砂防の落ち込みで仲間が1匹目の尺イワナを釣った。

羨ましいなと思いつつ自分の番となり、ちょっとした淵にラクス50Sを投げる。20cm後半のイワナが出てきては隠れを繰り返すが、なかなかバイトまで持ち込めない。ルアー少し軽くしようとモルフ50SSに変更するとすんなりバイト。ヒレが大きくそれなりに太い27cmのイワナが出てくれた。

フィールドの様子

その後、またまたいい淵で順番が回ってきたが、そこで尺越え間違いなしのイワナをバラしてしまった。完全に自分のミスでバラしてしまったため、ガッカリ度がとてつもなく高かった。

そこからまた1本仲間が尺イワナを釣り、そろそろ最終ポイントというところで自分に順番が回ってくる。カルバート内を通り、その出口付近で怪しい深みがあった。ラクス50Sを投げるとフォール中にヒット!

少し細かったが真っ黒の越冬イワナが釣れ、とりあえず満足。

フィールドの様子
フィールドの様子

時間が12時を過ぎ、そのまま次の河川へ。
次の河川はというと、魚は数匹釣れたのですが、写真を撮るまでには至らず。
山を降り、みんなでご飯を食べこの濃い3日間の釣行が終了となる。

今回の釣行で意外に岩手県が近いことに気づいてしまったため、また機会があれば行ってみようかなと思う。笑


【タックル】
ロッド:fenwick GFS410SL-5J Twitch’n Special / エンハンサー EH52SL-2
リール:2000番
ライン:PE0.6号
ルアー:イメル50S、ラクス50S、ナビア50FS、モルフ50SS