トラウトスタッフ 本間一路「分水嶺の黄金秩父岩魚」
GW明けのとある日、釣友と奥秩父の沢へ源流タープ泊に出かけた。
そこは、埼玉県荒川水系、長野県千曲川水系、山梨県富士川水系の分水嶺、甲武信ヶ岳が源流の荒川水系の源流部。
GWには、源流釣り、沢登り、登山で賑わった事だろう。テン場には複数の焚き火の跡が残っていた。人為的プレッシャーも高いだろう。しかも…まともな降雨も無く渇水である。
それは分かってはいたが、「あの色」に会いたくなったのだ。車止めから歩く事、数時間…
当然、日帰りは不可能、必然的に源流泊となる。
やはり水量は少ないが、釣り開始早々岩魚が走る、ファーストヒットはこの沢らしい朱点が鮮やかな秩父岩魚だ。
ロッドはグラス素材のFS49SUL-4Jウォーターシェッド。分水嶺には、分水嶺と言う名のロッドで!ルアーはラクス50Sのグリーンハイランダー。初夏の岩魚釣りには定番カラーだけあり、見えやすく岩魚の追尾が目視しやすい。
しかし、後が続かない。GWにプレッシャーを受け、水量も少なく岩魚の反応はシビア。
そんな中、釣友が尺上の迫力有る岩魚を釣り上げた。その魚を目の当たりにして更に集中力を高めるが初日は何も起こらず。タープを張り明日に備える事に。
一夜明け、釣り開始だが下山までタイムリミットは3時間だ…反応は有るものの、岩魚は警戒心が解けていない。ラクス50Sハイランダーからモルフ50SSタマムシへルアーチェンジ。
それが幸いしてか、岩魚の反応が良くなった気がした。残り時間も少なく、標高は1,800m近くで魚影も無くなり始めるあたり。朝日が谷を照らし明るくなり始めた。
やや深みのある岩のエグレへキャストし、ルアーを水に馴染ませアクションさせると黄金の魚体の追尾確認!その瞬間ヒット、手応え充分で粘りのあるグラスロッド、魚の抵抗に対しフックがより刺さって行く感覚。ロッドが大きく撓り、ドラグが鳴り響く。
ネットインした魚はこの沢、独特の朱点鮮やかなオスの厳つい顔の尺上黄金秩父岩魚だ。
美しい…釣り人生ベスト3に入る印象深い岩魚だ。この1尾に出会えたので、納竿としたが次回は絶好のタイミングで再チャレンジしたい。
同行してくれた釣友に感謝と共に、抜群に美しい黄金秩父岩魚に感謝したい。
【タックル】
ロッド: フェンウィックFS49SUL-4J ウォーターシェッド
ルアー: ラクス50S、モルフ50SS、イメル50S、ライトニングウォブラー4.4g
リール: シマノ 19ヴァンキッシュC2000SHG
ライン: ゴーセン ガイダス0.5号
リーダー: シーガー グランドマックス1.0号