2026.09.28トラウトスタッフ 鈴木龍太郎「秋の遡上鱒」

blog

トラウトスタッフ 鈴木龍太郎「秋の遡上鱒」

2026.09.28 鈴木 龍太郎
記事メイン画像

トラウトスタッフ 鈴木龍太郎「秋の遡上鱒」

今シーズンの渓流釣りも、残すところわずかとなった。私は例年この時期になると、本流域やダム湖などで成長した、いわゆる遡上鱒や秋鱒と呼ばれる大型のヤマメ・アマゴに狙いを絞っている。
今年は9月に入ってから雨量が多く、河川の水量も比較的安定しているため、遡上鱒を狙うには好条件が続いていると感じている。

この日は、プロトルアーの使用感を確かめることも目的の一つとして、アマゴを中心とした魚影のある水系へ向かった。 今回使用したプロトルアーの開発コンセプトは、渓流域でオールラウンドに使用できるミノーと聞いている。実際に使用してみると、極端に流れの強いポイントを除けば、状況や使い手を選ばず扱いやすく、快適に釣りを組み立てられるルアーだと感じた。
特に印象的だったのが、アップストリームでの安定した操作性である。流れの中でも泳ぎが破綻しにくく、足元までしっかりと泳ぎ切ってくれるため、一度のチェイスをバイトに繋げたい秋の釣りでも非常に心強い。

フィールドの様子

前日の雨によって増水した川を慎重に渡渉しながら釣り上がっていく。やがて現れたのは、段々瀬に続く水深のある穏やかなポイント。対岸の緩流帯へミノーをキャストし、着水と同時に優しくアクションを加えながら探っていく。

秋になり口周りが硬くなった渓魚は、春や夏に比べて警戒心も強く、ルアーへの入力が強すぎるとミスバイトや見切りにつながることもある。そのため、この時期はロッドの操作やアクションの強弱にも特に注意している。

徐々に狙いを上流側へ移していった3投目、ミノーの後方に良型の魚影が現れた。流心を横切らせた瞬間、手元に強烈なバイトが伝わる。
ローリングする魚体を確認し、本命であることを確信。増水した流れに魚を走らせないよう慎重にやり取りし、無事にランディングすることができた。
ネットに収まったのは、淡く婚姻色を浮かべ、鼻先も落ち始めた秋色のアマゴ。シーズン終盤らしい魚体に、改めて秋の訪れを感じる一尾となった。

フィールドの様子

今回の釣行では、遡上鱒を狙うシビアな状況においても、プロトルアーの安定した泳ぎと扱いやすさを確認することができた。特にアップストリームで足元まで泳ぎ切る安定感は、シーズンを通じて大きな武器になると感じている。
残されたシーズンもプロトルアーを携え、フィールドでの使用感をさらに確認しながら、最後まで安全に秋の渓流を楽しみたい。

フィールドの様子

【タックル】
ロッド:パスプルーバーPRV52SL-2 "Crisp Twitcher"
ルアー:プロトルアー