Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2023.11.27

2023年秋の朱鞠内湖

10月25日(金)から2泊3日で朱鞠内湖に行ってきた。春に悲しい事故があって釣りが出来なくなっていたが、関係者の方々の様々な努力で秋から再び釣りができるようになったからだ。とはいっても再びヒグマによる事故を起こさないように朱鞠内湖ルールというヒグマ対策を設けたうえでの釣り再開だ。

 

秋の朱鞠内湖はいい風が吹けば春と変わらない位釣れるときもあるが、穏やかな日が続いて魚の活性が上がらないと一日に一回チャンスがあるかどうかという感じ。遠征は天気を選べないので今回は日程が短いこともあって予め2日間ガイドをお願いした。

 

photo1

 

初日は昼からのガイド無しで一人での釣りだったので、一人でも釣りが可能な前浜とキャンプ場で釣りをしたが、一番いい風が吹いたときに前浜で小振りなアメマスが一匹釣れたのみ。風が弱く魚の活性が上がらないようで、キャンプ場で見かけた岸ぎりぎりをゆっくり泳いできた60cm弱のイトウもやる気なく一度だけ少しフライを追っただけで食わせることはできなかった。

 

二日目はガイドボートでインレット狙いをしたが、この日も風が弱く魚の活性が上がらないようで午前中は無反応。午後に岸ぎりぎりの浅場でボイルを数回見かけ何とか一匹キャッチすることが出来た。60cm台の若魚といった感じだが魚体もきれいで元気なイトウで、今年の初めての一匹だったので満足。その後別のポイントでもう一匹ヒットしたが食いが浅く直ぐにバレてしまった。

 

photo2

 

三日目もガイドボートで別のインレット狙い。朝の初めて直ぐにバスバグに一度バイトがあったがフッキングせず。朝一番に反応があったので期待したがその後は無反応。午前中はそれ以外何もないまま終わってしまい、帰るまでの午後の2時間半に最後の望みをかけるしかなくなってしまった。

 

午後も魚の反応も泳いでいる魚影も見えないまま2時間弱が過ぎそろそろアブレの不安がよぎってきたころ、やっと一匹のイトウがフライを追ってきてヒット。食いが浅そうだったので遊ばずに直ぐに取り込んだのは前日と同じくらいのイトウだった。

 

photo3

 

何とかアブレを逃れて一安心して次のキャストをしようとすると、足元にイトウが泳いでいるとのこと。今釣った魚よりは一回り小さく痩せている感じだったので、このポイントには何匹かいたのかなと話しながらキャストしていると、その魚がフライを追って次のキャストでヒット。ピックアップ直前の至近距離だったので合わせが利きづらく直ぐにバレてしまったが、最後の最後にやっと魚が溜まっている場所にあたったようだ。

 

その後も追ってきた魚や泳いでいる魚を見かけ、もう一匹70cm位のイトウをキャッチすることが出来た。帰る直前の30分位の出来事だったが、終わり良ければ全て良し。秋の朱鞠内湖のイトウを楽しむことが出来た。来春以降ヒグマ対策と釣りの共存の中でどのようにルールが変わっていくか分からないが、関係者の皆様の努力とこの湖で釣りができることに感謝しながら今回の釣行を終えた。

 

 

【タックルデータ】

(バスバグ用)
ロッド:LOOP セブンエックス シングル L7X890-4MF
リール:LOOPリールオプティランナー ORU BK リール
ライン:SA マスタリー アンプリチュードスムーズ タイタンロング WF8F
リーダー:TIEMCO OH&Dリーダー シングル 11FT 02X
フライはTMC8089 #10 ニッケルに巻いたバスバグ

(引っ張り用)
ロッド:LOOPクロスS1シングルCRO896-4MF
リール:LOOPエボテック G4 LW6-8 リール(オレンジ)
ライン:SA ST OH&Dエボ ST18G/SH8S S1/S2
リーダー:TIEMCO フロロリーダー ハイエナジー 9FT 02X
フライはTMC784 #8に巻いたマイクロチェンジャー

 

OGGY

 


Like
アンダーハンド釣行記:最新記事