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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 落ち鮎と98.5cmのモンスターシーバス

2012.11.22

落ち鮎と98.5cmのモンスターシーバス

11月13日。10月中旬よりチェックを続けていた一ツ瀬川へ釣行しました。ターゲットは鮎の産卵時期にそれを狙って河川中流域へ入ってくるシーバスです。シーバスは鮎の群がる瀬がらみのプールなどに身を潜めながら、捕食しやすい鮎や産卵後に弱って流される鮎を狙って捕食します。この時期のシーバスは産卵前の荒食いの時期になりますので、急激にウエイトを増し、しかも釣りやすい時期といえます。夕方の満潮からの下げ始めに釣行。いつものように鮎の産卵場所となっている瀬から下流のプールへかけて釣り下ります。シーバスが潜んでいると予測できる場所はやや下流に位置し、瀬には鮎がピチャピチャやっていました。

ダブルハンドロッドLOOP EVOTEC 12ft #8にフローティングライン(アダプテッド8-9)、リーダーに大型のデシーバーをつけ、対岸の流芯の向こうを狙ってキャストします。
このポイントはオーバーヘッドでも投げられなくはないですが、遠投しようとすると背後にある草木に度々引っかかるし、フックポイントを潰すこともあるのでアンダーハンドキャストでキャストします。このEVOTECダブルハンド8番では13~15cmもあるデシーバーがかなり大きく重く、バランスが悪いのでキャストミスも増えましたが、しっかりリフトし、軸手(上手)をしっかり安定させ、引き手(下手)をしっかり最後まで引くことを心掛けると上手く投げられ、どうにか流芯向こうに届かせることができました。

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フライはリアルさより大きさが大事!

1投目のキャストで対岸寄りの流芯に落ちたフライはゆっくり流芯を横切り、流芯脇の緩流帯へ入ったのですが何事も起きず、ステップダウンをして一番怪しいポイント付近へ。2投目。先ほどより下流の流芯向こうへキャスト。やや対岸へ離れて行く流れになっているのでラインが張りすぎないよう、フライに誘いのアクションを入れると共に少しラインを送り出しながら流芯を横切らせていると、緩流帯に差し掛かるや否や突如ラインが引ったくられ、ゴゴゴゴッっとラインが滑り出しました。パームブレーキで合わせると対岸でドバドバッとエラ洗いする。デカいッ!

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9キロオーバーの大きな口

最初は大物の期待に喜び、今までダブルハンドロッドで釣ったことのある85㎝5kgオーバーのシーバスと比べ、同様のサイズかあるいはもう少し大きい6kgほどのサイズかと思っていましたが、あまりに重くて流芯からなかなか寄ってこなかったので、スレで背にフライが掛かっているのかもしれないと思ったりもしました。(慣れているシングルハンドロッドならだいたい想像がついたのですが)ダブルハンドロッドは長いので、魚に近付けずランディングの最後のところで手間どってしまいました。そして上げてみてビックリの98.5cm!どうりで重いはずです。太った魚体で、背中の筋肉の盛り上がりが印象的でした。重量は計測していませんが9kg以上はありそうでした。

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ダブルハンドのグリップがシングルハンドのように見える

タックル ロッド:LOOP エヴォテック8120-4MF
リール:ラージアーバーリール
ライン:ヘッド:アダプテッドライン フローティングボディ+フローティングティップ
ともに(8-9)、ランニングライン:0.32
リーダー:ナイロンライン50lb 85cm(コントロールリーダー)、ティペット28lb 45cm
フライ:デシーバー フックサイズ#3/0 全長13~15cm

江本紀夫


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