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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 シマザキシケーダーで中禅寺湖の幅広レインボー

2013.06.05

シマザキシケーダーで中禅寺湖の幅広レインボー

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5月の末に再び中禅寺湖を訪れた。

夜中に鹿の群れをかわしながら車をはしらせると入漁券販売開始時間よりも早く到着した。エヴォテック6126とクロスS1シングル798-5を持って山側のポイントに歩いていくといい時期なのでいかにも釣れそうな感じがした。

朝4:30くらいから釣りを始めエヴォテック6126でシンク1&2のシンキングヘッドをリトリーブするとすぐにレイクトラウトが連発した。眠気からいったん休むことにして砂浜で横になっていると太陽が当って背後の山が明るくなった。と同時に春ゼミが一斉に鳴きはじめた。

セミの釣りにはまだ早いと思っていたが時間とともにセミが湖面に落ちて行く。しばらくすると鱒がセミを食べた。

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よし、今日はリトリーブの釣りは終わりにしようと思い、持ってきたクロスS1トラベルシングル798-5をセットした。リールはXACT5-8リールで今日初めて使う組み合わせだ。

超軽量コンビのタックルは驚異的に軽い。ラインはエヴォテック100WF7FでリーダーはTIEMCOリーダーH&Dシングル11ft2Xにティペット70cm。フライは数種類のシケーダーフライ。

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しかし思ったように魚はシケーダーフライに出ない。
魚のサイズが小さいということもあるし、とても警戒して捕食していたので難しかったのだ。そこで新たなポイントに移動しようと思いリバーサイドさんに連絡をするとセミを捕食する大きなレインボーがいたという情報をくれた。

早速行ってみたが特にライズはない。
適当にディアヘアーを刈り込んで作った黒いフライを浮かべておくとよそ見をしている間にフライを持っていかれた。しかし直後にバレてしまった。

そこから3時間、鱒との駆け引きは続いた。
フライを何度も見切られ、どこかに行ってしまったと思った午後4時頃、目の前で本物のシケーダーが“ドバーン”という飛沫とともに喰われた。
その横には自分のフライ。フライは完全に見切られた。鱒は近くにいる。

作戦を変えフライをシマザキシケーダーにしてみた。
立ちこまずにオーバーヘッドでバックの枝に当たらないようにキャストして待っているとついにフライをくわえた!

水面が炸裂し今度はフッキングがうまくいった。グリーンバックのセミを飽食した3キロ近いレインボーだ。ものすごい暴れ様だったがS1ロッドが柔軟にうまく魚をいなした。

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ランディングすると幅広の素晴らしいレインボーだった。シマザキシケーダーはすごい威力だと確信した。なぜなら他のフライはほとんど見切られたからだ。大きな魚のファイトで隣のフライマンが見にきてくれ、写真をお願いして撮ってもらった。
ありがとうございました。

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シケーダーフライは大きいのでシングルハンドの6番以上がお勧めだ。またウェイディングは絶対にしないほうがいいだろう。水面の餌を食べる時、鱒はとても神経質になるからだ。

近藤記


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