先週の土日に3週間ぶりの中禅寺湖に会社のK君と行ってきた。
K君はその週の火曜日にも中禅寺湖に行っていて、ドラワカとシケーダーで良型のブラウンを2匹バラシているとのことでリベンジに燃えていた。私も一昨年シケーダーでいいニジマスはキャッチしているが、激しい出方をしたブラウンはフッキングさせられなかったので、今年こそはシケーダーでブラウンをキャッチしたいものだ
土曜日は朝の内は曇り時々小雨でセミの出る雰囲気ではないと思ったが、9時頃からセミが落ち始めた。そして昼近くには薄日も射し、見える範囲に何匹も落ちているセミが、次々とニジマスやブラウンに喰われるようになってきた。
ところが、自分のフライは見切られたり、たまにバイトしてもフッキングさせられなかったりと、なかなか厳しい時間が続いたが、やっと小振りなブラウンがシマザキシケーダーの真下から突き上げるようにヒット。何度もジャンプする小気味よいファイトの後、ようやくキャッチすることができた。
しかし、その頃離れた場所で釣っていたK君はモンカゲのいいハッチに遭遇し、モンカゲダンでブラウン2匹、ニジマス2匹をキャッチしたとのこと。その前にシケーダーでニジマスを1匹キャッチしていたので、この時点で既に5匹キャッチしていて、まだライズが続いているとのことでそちらに合流することにした。
その後もK君の勢いは衰えず、夕方にもシケーダーで大物をヒット。かなりの長時間のファイトの後にキャッチしたのは58cmの素晴らしいブラウンで、その後も50cm位の良型のブラウンをキャッチと、なんと一日でドライのみで7匹をキャッチしていた。
一方の私は小振りなブラウン一匹のみと、アブレは逃れたが先日の朱鞠内湖のイトウで今年の釣り運を使い切ってしまったのだろうか？
翌日の日曜日は朝から晴れで、前日以上に沢山セミが落ちることを期待したが、セミの鳴き声は沢山していても意外と水面に落ちるセミは少なく、明らかにライズの頻度は前日よりも少なかった。
とはいっても、朝の内に近くのライズにすかさず投げた自作の小振りなホローボディーシケーダーに一発でヒットし、キャッチしたのは放流の面影の残る魚ではあったが、50cm程の元気のいいニジマスだった。
その後、午前中はシケーダーに出ても乗らないとか直前で見切られるといった再び厳しい時間が続いたが、13時頃にようやく大きなブラウンがヒット！
ヒット直後の激しい首振りを何とか凌ぎ、その後の駆け上がりの下の方に潜ろうとする強い引きにも耐えていが、暫くすると動かなくなってしまい、どうやら水中に沈んでいる木の枝に巻かれてしまったようだ。
しかしティペットは１Xなのでそれを信じて引っ張ってみると、幸い何とかなる位の大きさの枝でしかも魚もまだ外れていなかった。
そこで、これ以上時間をかけると危険と判断し一か八か枝ごと一気に引き寄せ勝負をかけて、何とかネットインすることができた。
測ってみると61cm。迫力あるオスのブラウンで、体高もあって鰭も完璧。今までに釣ったことの無い素晴らしい魚体だった。こんな魚がシケーダーでキャッチできたとはまだ運が残っていたようだ。
この日はその後も幾つかのバイトがあり、夕方に良型のニジマスがヒットしたが、残念ながらその魚は近くまで寄せたところでポロっと外れてしまった。一方のK君は別のポイントに移動して53cmと55cmのブラウンと、ネットに入れた後写真を撮る前にネットから逃げ出してしまったものの、一番大きかったニジマスの計3匹を全てシケーダーでキャッチしたとのことで、前日に引き続き至福の時を味わっていたようだ。
先日のアンダーハンド釣行記で、近藤さんがシケーダーの釣りでは絶対にウェーディングはしない方がいいと書いていたがそれは確かなことだ。特に広く回遊しているニジマスと違ってブラウンは足元の駆け上がり沿いの狭い範囲を回遊していて、ヒットゾーンは殆ど岸から5~6ｍ以内。時には岸から1m以内の足元でもヒットするので、波打ち際から出来るだけ下がって狙うか、岸と平行にキャストするといい。皆さんも今年好調の中禅寺湖で是非シケーダーの釣りを味わってみてほしい。
タックルデータ
ロッド：LOOP マルチシングルMUL896-4
リール：LOOP エヴォテックＨＤ7-10（旧モデル）
ライン：LOOPオプティストリーム OSWF8F
リーダー：LOOPマルチリーダー 3.95M
ティペット： TIEMCO ミスティープラスティペット 0X 50cm + 1X 50cm
OGGY
