Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 オプティドライフライリールで増水の川のレインボー

2013.09.19

オプティドライフライリールで増水の川のレインボー

8月末に北海道を訪れた。
6月にとても大きなレインボーをバラシてしまったからリベンジの釣りだった。しかし川は数日降り続く雨でかなりの増水&濁り。川まで様子を見に行くがもちろん誰も釣りをしていない!これは無理かと思ったが、魚というのはこちらが思うほど濁りに弱くはないものだ。台風の直後でも釣れるということはあり得る。

濁った川

ということで川に降りてみると笹濁りよりもきつい感じだったが瀬の脇の緩い流れに念のためドライフライをフラッタリングさせてみた。しかし何も起きない。そこで作戦を変えタングステンビーズのロイヤルコーチマン風ニンフ#12で攻めてみた。

コーチマン風ニンフ
しばらくやってみたが何の反応もなく、一緒にいたOGGYさんが川から上がりそうになっているのが何となく見えた直後ジャスト50㎝のレインボーが掛かった。とっさにオギーさんに掛かったと伝えた。タックルはクロスS1の590にリールがオプティドライフライ、ラインがエヴォテック85のWF5F。レインボーは底にへばりついているが少しすると動き始めた。オプティドライフライリールはそれまであまり使っていなかった。少し前に札幌にエヴォテックG4のLW3-5リールを忘れてきたのでこの時は使ったのだ。結果改めて驚かされた。レインボーの走りにゆっくりとした逆転で対応し、こちらにすごいアドバンテージをもたらしてくれた。

クロスS1&オプティリール
ナロー&超ラージアーバーでシングルハンドの5番、6番にマッチするオプティドライフライ。慣れないと気が引けるが一度その性能を知ってしまうと戻れない気がした。レインボーはダッシュを数度見せたがその度にドライフライリールは余裕で対応した。結果余裕のランディングができた。

濁りから出たレインボー
ラージアーバーリールはループの代名詞的なイメージがある。これを世界で初めて設計したヨランはラージアーバーリールについてもいろいろ教えてくれた。大まかにはラインの巻き癖が付きにくいということと径が大きいのでゆっくりとリールが逆転するというメリットがある。魚がダッシュしてもリールがゆっくりと逆転すると細いティペットへの一瞬の強い負荷がかなり軽減される。さらに暴れる魚にも柔らかく対応できる。径が小さいと逆転スピードの変化の幅が大きく釣人側の対応が難しくなるのだ。逆転スピードが速くならないとなればドラグシステムを小型化できるメリットも出てくる。結果、全体を軽量化できるようにもなるのだ。

近藤記
 


Like
アンダーハンド釣行記:最新記事