Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 アンダーハンドで対岸のレインボー

2013.10.04

アンダーハンドで対岸のレインボー

せっかくの遠征で北海道に来たものの増水で思うように釣りができない日が続き、ようやく水がクリアーになっている川にたどり着いた。

Kさんと釣る

しかし水は多いので釣り上るのは大変でようやくいいプールに出ることができた。一緒に釣りをしてくれたKさんがプールの対岸がポイントだという。川の対岸にキャストするということは、すなわち自分のバックは岸となり自然豊かな北海道では当然高い木が迫っているわけだ。ここではアンダーハンドでしか攻めることができない状況だったので素直にオーバーヘッドをあきらめた。

ドライフライリール

クロスS1の590-4MFにオプティドライフライリール、ラインにはエヴォテック85のWF5Fだ。リーダーはマルチライトリーダー12ftにこの時は3Xティペットを1mほどつないだ。エヴォテック85ラインは8.5mのヘッド長でオプティストリームよりも1mほど長い。プールは広くかなりキャストしなければいけなかったので好都合だった。1mのヘッドの差は相当な距離の違いを生み出すのだ。もらった黒い大きなTMカディスは5番ラインでうまく操作できた。TMカディスというのはパラエルクの大きいフライでとにかくよく釣れ使い勝手がよい。フライは使い勝手の良さが大事だ。様々なパターンがあっても結局は使い勝手(釣れる要素も含めた)がよいものが残っていくものだ。

走るレインボー
 

さてアンダーハンドでプールの対岸ギリギリにキャストするとドボン!と素直にレインボーが出た。魚は流れを利用して下だり、ラインはどんどん出て行く。この時がフライフィッシングの至福の時だ。バレないかとか巻かれないかとかいろいろなことを考えドキドキする。しばらくのファイトの後にランディングしたレインボーは宝石のようにきれいな魚体だった。しかしこの川は魚がかなり薄い、付き場がわからないとほとんど魚がいないと思ってしまう川だ。逆に付き場がわかればそこだけキャストして効率的に釣れる(笑)

宝石のようなレインボー
 

この後さらに数尾のファイトを楽しみ川から上がった。LOOPタックルはロッド、リール、ライン、リーダーに至るまでトータルで設計されている。実践で使うとフライを遠くでも自在にコントロールできるのでとても魚が釣れるのだ。今回はアンダーハンドでないと釣れなかったような気がする。とても楽しい久々の晴れ間だった。

レインボー2
 

近藤記


Like
アンダーハンド釣行記:最新記事