Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 秋の朱鞠内湖でイトウ釣り

2013.11.08

秋の朱鞠内湖でイトウ釣り

朱鞠内湖に10月の終わりに再びイトウを狙いに行ってきた。朱鞠内湖は初めて行った昨年の春には何匹ものイトウが遊んでくれ、二回目の今年の春の釣行では90cmと予想外の大物がキャッチでき、私にとっては釣れるイメージしかない有り難い釣り場だ。とはいっても今までの春とは違って、秋の朱鞠内湖はイトウが岸近くに寄っているとは限らないので簡単には釣れないとの話を聞いていたので、土曜日から水曜日の4泊5日、いつもより2日多い日程をとって何とか1本釣れればと辛い釣りを覚悟しての釣行だった。

今回のタックルも春と同様、ロッド クロスS1トラベルダブルCRO8132-6MFにDANIELSSON  XLW 8-12 リール。ラインはSAオーバーヘッド&ディーSTヘッド(ダブルハンド)#8 S1/S2でフライはTMC202SP#2にキールに巻いたストリーマー。

但し、リーダーのみフロロリーダーハイエナジー12ft 02X +フロロステルスティペット0Xを60cmに変更して春よりも少しだけ水に絡むように意識した。

photo1

初日は大きな島に渡船してもらい釣りを始めたのが13時少し前。取り敢えず秋のイトウは初めてなので1キャスト毎に数歩ずつ歩きながら広い範囲を探っていると、開始1時間位でいきなりヒット。直ぐにグングンと首を振る感触が伝わってきてイトウだと確信し引きの強さから小さくは無いと思ったが、シューティングヘッドが半分以上入った位の近場でヒットしたので直ぐに足元まで寄せることが出来た。

ぱっと見70cm位の最初にしては十分なサイズだったが、まだ元気一杯なので少し弱るまで待ってからネットに入れようと、片手でロッドを持ちながら携帯で「今イトウとファイト中!」などと話して余裕をこいていると、携帯を仕舞ってさあ捕り込もうかと思った直後にポロっとバレてしまった。この日はその後40cm位のアメマスらしき魚もバラシてしまい、結局アブレてしまったがいきなりイトウの引きを味わえたのでまあ満足と思いつつ、これが最初で最後のヒットにならないかと内心ヒヤヒヤしていた。

ところがそれは杞憂に終わったようで、二日目に渡船した小さな島では釣り開始10分ほどでいきなりヒット。前日よりも力強いファイトにまあまあのサイズと判断し、今度こそはバレないように慎重にファイトして、今回のために新調しておいたメータークラスも掬えそうな内径70cm×45cmの巨大ネットに一発でランディングしたのは、最初の一匹としては十分な78cmのイトウだった。

photo2

この日はその後、昼過ぎに40cm前後の小振りのイトウを2匹追加することが出来、釣行二日目にして当初の目的を達成してしまい十分満足だったが、さらに3日目は72cm、4日目は54cmと40cm位、5日目の午前中は48cmと毎日イトウをキャッチすることができた。他に30cm~40cm位のアメマスもぽつぽつ釣れて、今回も出来過ぎと言えるほどの良い釣行となった。

photo3

秋の朱鞠内湖は春に比べれば魚っ気が少なく難しく感じられるが、漁協の渡船サービスで入ったポイントでは毎日イトウがヒットしたので、魚は確実にいて少なくとも一日に1~2回はイトウのヒットチャンスはあると思う。朝夕の薄暗い時間は勿論だが、風や湖流の変化のタイミングによっては昼間にもヒットしてくるので、そのチャンスをものにできれば良い釣りが出来るはず。また、春と違って日が短いので釣りを終えて宿(レークハウスしゅまりない)に戻り、ゆっくり風呂に入って温まってからでも夕食の時間に余裕があることや、日の出が遅いため朝の出船も春ほどは早く無く、睡眠時間もたっぷりとれて体力的には楽なので、これはこれでなかなか良いかもしれないと思ってしまうのだった。

photo4

OGGY

 


Like
アンダーハンド釣行記:最新記事