Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2013.11.29

秋の芦ノ湖

11月23日に芦ノ湖に行ってきた。今年は秋の芦ノ湖へはなかなか日程がとれずに今回が初釣行だったが、紅葉のピークも過ぎて静かな芦ノ湖で一日のんびりとロッドを振って、一匹でも釣れれば十分と思い行ってきた。

土曜日というのに某有名ポイントには私の他に2人のフライマンだけで殆ど貸し切り状態。初めはいつもの6番のダブルハンド(GASS6120-4)で釣りをしていたが、昼過ぎになってもノーヒット。しかし、午前中に3回程立ちこんでいる私のすぐ横に回遊してきたトラウトを目撃していたので、休憩後にその辺りにシューティングヘッドを半分位だけ出してフライを打ち込んでリトリーブすると、60cm位の魚が追ってきた。残念ながらその魚はフライを咥えずにそのまま泳ぎ去ってしまった

さらにその少し後に今度は45cm位の魚が再びフライを追い、手元にフライを咥えた感触が伝わってきたがフッキングには至らなかった。いずれも自分が立ちこんでいる場所よりも岸に近い場所で、ほとんどリーダーしか水中に入っていない程近くだったので、ダブルハンドでは近すぎて狙いにくい距離だった。

そこで、ロッドをシングルハンドのエヴォテックEVO696-4MFに変更し、近くをより丁寧に狙うようにすることにした。しかし、そう簡単には反応が無く、そろそろアブレの心配が強くなってきた16時少し前、リトリーブが終わってリーダーのみとなったところで、念のためにとロッドを横から後ろへ倒しながらフライを泳がせていると、立ちこんでいる私の横1.5m位の所でフライが水面に出た瞬間に「ゴボッ」と魚が出た。既にロッドティップが自分よりも後ろで合わせることが出来ないので、反射的にロッドを魚の方に送りながら左手でラインを手繰り、一呼吸おいてから合わせると運よくフッキング。あまりに近くでフッキングしたので掛かりが心配で、遊ばせる間を与えずに急いでネットインしたのは、腹に卵がパンパンに詰まっていそうな46cmのメスのブラウンだった。

photo1

まさかここまで近くでヒットするとは思わなかったが、シングルハンドに変えて正解と思いつつ、写真を撮ってリリース。丁度左に入っていた2人のフライマンが帰ったので挨拶してそちらに移動し、キャストを始めると2~3投目に再びヒット。今度はヘッドが半分入った位とやはり近くでヒットしたが、既に一匹釣って余裕もあったので暫く引きを楽しみながらネットインしたのは、さっきの魚と同じ46cmで今度はオスのブラウンだった。

photo2
 

その後30分弱釣りを続けたところで暗くなったので撤収。近くで跳ねたりもじったりと魚っ気が一番あったのはやはり釣れた時間帯の16時前後だった。結局一日やって何とか2本キャッチ、他に乗らなかった当たりが1回とフライを追ってきたのが1回と、春と比べるとチャンスは少ないが、週末にもかかわらず空いている湖で自分のペースでのんびりと釣りが出来た。一日に何回かはチャンスがあると思えば、秋の芦ノ湖もいいものだ。禁漁までにもう一回位来ようかと思いつつ芦ノ湖を後にした。

タックルデータ
ロッド:LOOP EVO696-4MF
リール:ダニエルソンL5W・4-7W
ライン: 3M STシングル OH&D ST14G/6S(1/2)
リーダー:フロロハイエナジーリーダー2X 9t + フロロステルスティペット3X 60cm

OGGY

 


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