4月に入りだんだんと春らしくなり近所のサクラが満開となって花見を無事に終えてから、東北の石巻に向かった。石巻は北海道で知り合ったG君が転勤で来ていた土地で、そんな縁もあり2人で釣りをすることになったのだ。北上川というより追波といった方がいいのだろう、その場所はとてつもなく広い川で両岸から毎日サクラマスを狙いにきている感じのルアーのベテランが並んでいる。
この日は届いたばかりのG4ブルースプールをセットし、ロッドはクロスS1の8132-6にラインがGDC8番の各シンクレートを用意した。初めはシンク1/2から試したが結局5/6が一番しっかり水をかむ状況だったのでこれに決定。リーダーはサーモンライトリーダーの後端をかなり切って1.5ｍくらいにして03Ｘのティペットを80㎝つなげた。フライはブルーのウイングのチューブでダブルフックを装着した。システムが決まれば釣りに専念できる。
サーモンフィッシングの確率の悪さや好不調のムラに関しては今さら触れることではないが釣果を期待して釣りをしない方がいい。サーモンフィッシングはあまりのめり込みすぎると最終的には川の隣で寝泊まりするところまでいってしまう（笑）。さて案の定、何度キャストしても何も起きない。一緒に釣りをしているＧ君も眠くなって車に戻って寝てしまった。そうは言ってもこちらは新幹線に乗ってはるばる来たのだからがんばろうと思いGDC5/6を90度角度変換しキャストを続ける。バックスペースはなくオーバーヘッドではキャストがかなり大変で、いまではフライマンを見ることはなくなったというベテランの話は納得がいくものだった。それからしばらくしてアンダーハンドでキャストし続けると突然ラインが止まった。
俊敏な魚がグラッとバランスを崩す様子から、サクラだなと確信した。その後は走ったりローリングしたりしたが、最後は下流のルアーマンがランディングしてくれた。ありがとうございました。
サクラマスのランディング後、周りのルアーマンが集まってきて、フライフィッシングで釣れたことにとても驚いてくれた。
この後、釣りは終わりにしてG君の地元の釣場を下見して帰路についた。
近藤記
