Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2014.10.20

久慈川の大物?

10月4日(土)に茨城県の久慈川にサケ釣りに行ってきた。ここでは去年からサケ資源有効利用調査を行っていたらしいのだが、私が知ったのは今年が初めてで、フライとルアーや餌釣りでは調査機関や場所を分けているとのこと。フライは10月の頭ということで魚がまだあまり遡上していないのではないかと思いつつも、試しに応募してみたら運よく当選したので行ってきた。

アンダーハンド釣行記

受け付け開始は朝6時半からだが、少し早く到着して仮眠していると、漁協の人が来て受付会場の準備を始めた。まだ少し時間があるので散歩がてらに川を見てみると、1匹だけ死んだサケが横たわっていたが、泳いでいたりもじっていたりするサケの姿は見えず、やはり遡上は少なそうだ。
受付前の漁協の人からの話でも暫く渇水が続いて、サケの遡上が少なく厳しい状況とのこと。
そこで、すこしでも遡上中のサケが休んでいそうなポイントに入って釣り開始の7時を待つことにした。
待っている間に隣に入っていた人と話をすると、前日も全体で2本あがっただけで非常に魚が少ないとのことだが、まあ、こればかりは仕方が無いことなので駄目で元々と開き直って釣りを開始した。

アンダーハンド釣行記

ところが、開始して少しすると、遠めに下流でヒットしているのが見える。暫くのファイトの後、残念ながらバレてしまったようだが、これで、皆の期待も高まってキャストを繰り返していると、暫くして対岸の際を流していたフライに待望の魚の感触。
重量感のある重い引きで首を振っている感じなので、サケがちゃんと喰っていると確信し、合わせをしっかりと決めてファイトにかかる。結構大きい感じで中々寄ってこないが、暫くして遠めに見えた魚体はかなり大きい・・・いやちょっと大きすぎるのではないか?色も少し金色っぽく見えるけど遠いから光の具合でそう見えるだけかも・・・。などと思いつつも、重い流れの中でゆっくりと上流に向かってファイトしているのでやっぱりサケと思い、一気に下流に走られるとまずいので慎重にそのまま上流に誘導して寄せてくる。しかし、暫くのファイトの後、やっと近くに寄ってきたのは何とサケ用の赤いチューブフライを咥えた鯉だった。
浅瀬にずり上げてサイズを測ると95cm。集まってきた漁協の人が重さを量ったところ9.5kgとのこと。まさかサケより大きい鯉が釣れてしまうとは、嬉しいような複雑な気分だった。

アンダーハンド釣行記

さすがにこのサイズの鯉は初めて釣ったが、サケ用のタックルでリーダーもフロロ02X直結だったので、思ったよりも余裕を持ってやり取りできた。この後本命のサケは結局釣れなかったが、今後これ以上のサイズの鯉をフライで狙って釣るのは難しいと思うので、これはこれで良い思い出となり久慈川を後にするのだった。

 

タックルデータ

ロッド:LOOPオプティダブルハンドOPDH9140-4
リール:LOOPエヴォテックHD 9-13(旧モデル)
ライン:LOOPオプティアダプテッドダブルOATH9-10 F-13 + ADT9-10S4-13
リーダー:フロロリーダーハイエナジー02X 12ft直結
(フライの上20cm位に小豆位のガン玉を1つ)
フライ:ループボトルテューブBBT2(ブラスのヘビー)に巻いた赤いチューブフライ
フック:TMC2499SPBL#6
OGGY


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