Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2015.05.18

春の松前

今年もゴールデンウィーク前半に北海道の松前に海アメ・海サクラを狙いに行ってきた。今年は既にサクラが開花していて、暖かい日差しと南寄りの風で良い雰囲気だったが、海の中はまだ海草の育ちが悪く、あまり魚が岸近くに寄っていない感じで、初日に一度だけ50cm位のアメマスが足元まで追ってきただけで、二日目は何も無しと厳しい状況だった。但し、浜で釣っているルアーマンの中にはサクラマスをキャッチしたという人もいて、魚が全くいない訳ではないが、数が少ないか岸寄りにあまり留まっていないようだった。

 

photo1

 

そこで三日目は浜をきっぱりと諦めて磯だけに狙いを絞ることにすると、暫くして磯の際を泳いでいる60cmクラスのアメマスを発見。この魚はタイミングが悪くフライを近くに通す前に泳ぎ去ってしまったが、これでやる気が出て磯際を歩きながら広く探ると、45cm位のアメマスがピックアップの時に追ってきた。そこで、同じような潮通しのよい深い磯際を何ヶ所か探るとようやくヒット。そんなに大きくは無いようだが、今回の初ヒットなのでばらさないように慎重に寄せてくると中型のアメマス。磯際でのダブルハンドなので何度も手こずりながら何とかネットに納まったのは48cmの背中がグリーンがかった海アメらしい魚だった。

 

photo2

 

やっと一本キャッチ出来てほっとしたが、この頃から段々うねりが強くなり、狙いたい磯際のポイントに立つのは危なくなってきた。そこで、うねりの届かない磯の奥の方しか狙えないが、足で稼いで少しでも魚のいそうなポイントを探していくと、広くて水通しのいい深いスリットの中程で再びピックアップの時にアメマスが追ってきた。急いで魚が戻って行った方向にキャストを繰り返すと3投目にヒット。先程よりは少し小さそうだが元気よく小気味いい引きを見せたのは41cmのアメマスだった。

 

photo3

 

この日はその後別のポイントに移動したがノーヒット。翌日の最終日はさらにうねりが強くなり、漁港の中で釣りをしたが、ヤマメサイズの海サクラが一度追ってきただけで、今回の松前遠征は幕を閉じた。但し、今回は釣果は厳しかったが、人の少ない北海道の海で思う存分ロッドを振り、初めて至近距離でアザラシの子供を見る機会もあって、楽しい思い出となった。

 

photo4

 

タックルデータ

ロッド:LOOPクロスS1トラベルダブルCRO8132-6MF
リール:ダニエルソンXLW・8-12
ライン:LOOP オプティアダプテッドダブル9-10 S4/S4-11  (旧モデル)
リーダー:OH&Dシンキングリーダー ダブル 14FT 0X直結

 

OGGY

 


Like
アンダーハンド釣行記:最新記事