今年は日光湯川に何度か行く機会があり、8月末に再び訪れた。天気は曇り時々雨という予報で、猛暑を忘れるばかりか少し肌寒い気候だった。朝遅く、湯滝の駐車場に着くとフライマンがすでに数人。湯川では特に急ぐこともなく、みんながゆったりと釣りをしている。
準備を済ませて川に下りる。用意したロッドはオプティK2ロッド388、ラインはOH&Dヤマメの3番を乗せた。水は平水のためまずはドライフライで瀬を流す。無反応。そこでニンフに変えて流すも、無反応。湯川ではかなり珍しいことに魚の反応がない。
ところが同行のA君が少し下流で40cmくらいのブルックを上げた。そこでいったん釣りを中断して写真撮影。再び自分の釣りに戻って、ニンフのサイズを小さくしたり、色を変えたりするも、無反応。時期的なものなのか、日並なのか、先行者の影響なのか?毎日いるわけではないので判断がつかない。そこで釣行前にいくつも用意してきたフライの中からDTEブドウ虫フライを選んで流すことにした。
このフライはシマザキストレッチボディでダビング材を挟んでダブルツイストしてエクステンションを作るものでラビットダビングの色を変えて、ヒゲナガラーバ、ブナ虫、ヤナギ虫、ブドウ虫といった虫(ラーバ)を表現できる。フライを変えて1投目、スパッとインジケーターが止まり、合わせると魚!何10投ものフライを見切ってきたブルックがついに大口でフライをくわえた。
ランディングすると口からDTEブドウ虫が見える。これで他のポイントでも釣れるかもしれないと思った。読みは当たり、次々とスレた魚が釣れてくる。この時期の湯川では効果的だったのかもしれない。お昼時バッグには黄緑色の似た虫が付いていた。
楽しい釣りだった。早速、家に帰ってからフライを巻いた。重さ違いやサイズ違い、色違いを用意しておくといいかもしれないと思った。
当日のタックル
ロッド:LOOPオプティK2 388-4
リール:LOOPオプティクリーク
ライン:OH&DヤマメWF3F(ヤマメWF4Fがよりしっかり乗ります)
リーダー:OH&Dシングル11ft5X(バット3ftカット、ティップ1ftカット)
ティペット:ミスティプラス5X60cm
近藤記